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三菱電機ビルテクノサービス 空調機フィルター洗浄に本格参入 来年1月より

2002.12.23 17:05

 三菱電機ビルテクノサービス(千代田区)は、来年1月より、一般のビルに広く使われている空調機の中・高性能フィルター洗浄事業に本格参入する。超音波を利用した最先端の洗浄システムと全国ネットワークを活用し、ビル管理コストの削減を提案してゆく考えだ。
 現在、広く使用されている中・高性能フィルターは、寿命約1年程度と短く、ビルにとって、その交換にかかるコストは大きい。
 こうした中、中・高性能フィルターの洗浄サービス事業は普及・拡大を続けており、現在の市場規模は100億円と予想されている。
 同社も99年より、一部顧客を対象にしたフィルター洗浄事業の受注活動を行って来たが、この度、本格参入を行うことになったものだ。来年度で6000万円の売上げを目指す。
 同社の洗浄サービスの特徴は以下の通り。①毎年新品のフィルターを7年間購入するのに比べ、トータルで約36%のコストを削減。②洗浄・乾燥、洗浄廃液処理から性能試験までも完全自動化するとともに、全てのフィルターにバーコードを付け、顧客の情報、洗浄回数などについては個別管理を行っている。また、1日288枚という高い洗浄能力を備えている。③フィルターにダメージを与えることなく洗浄水を吸湿させる真空脱気槽と、3種類の周波数を用いる超音波発信により、きめ細かで、均一な洗浄が行える。

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