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大成建設・筒中シート 屋上緑化用人工地盤を開発 あらゆる形状に対応簡易施工が大きな特徴

2002.04.22 17:24

 大成建設(港区)は筒中シート防水と共同で建物屋上緑化用の人工地盤を発売した。
 これは排水トレーと一体化した地盤パネルを並べる仕組みで、運搬や施工が簡単であるのが大きな特徴となっている。
 また土壌パネルは45㎝四方で、プラスチックを利用したトレーの上に発泡スチロールの廃材を混合した土壌を乗せたものである。トレーは端の凹凸部でお互いに連結する事が出来る作りになっており、あらゆる広さ、敷地形状に対応出来るだけでなく、屋上などに並べて使ってもばらける様な事もないという。
 土を敷き詰める従来の工法に比べて、施工の手間が省けることがメリット。価格は㎡あたり1万4000円。
 両社では、住宅の屋上やテラスでの利用を見込んでおり、初年度に3億円の売り上げを予定している。
 建物の屋上緑化については、ヒートアイランド現象の抑制、都市アメニティ性の向上、ビルの省エネ性向上などの利点があることから、大型ビルを中心に取り組む事例が増えている。
 また一部自治体では、ビルの建築・改修時において屋上緑化について義務化をしている。

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