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デマンド倶楽部 緊急通報サービスを開始

2001.04.16 16:21

 デマンド俱楽部(本社 北九州市)は日立ビルシステムを始めとする、有力企業と提携し、24時間緊急対応のホットラインサービスを開始する。
 「スマイルホットライン」と名付けられた同サービスの内容は、水・電気のトラブル緊急出勤や緊急時の救急、警備対応などが中心となる。
 また、24時間対応の強みを生かし、電話でのコミュニケーションを生かした複数のサービスを提供。浄水器のレンタルや空気清浄機のレンタルも行うほかに、お年寄りむけには健康と生活設計についての電話相談も受けつける。
 同社は、不動産中央情報センター内で平成8年4月に事業を開始した。平成11年10月には都市基盤整備公団より、九州地区、関西地区の高齢者向け優良賃貸住宅の緊急通報システムを業務提携した。
 デマンドとは、「必要とする」・「要求に応じて」の意味がある。社会が高齢化して様々な危険が身の回りに潜むようになり、シルバー世代は勿論、それ以外の人々にも安心と安全を提供して行こうというもの。ビルやマンションを中心に、「24時間緊急通報サービス」と「24時間健康相談サービス」の2本を柱として北海道から沖縄まで幅広く事業を展開している。
 同社が提供するような、緊急通報サービスは国土交通省の「高齢者向け優良賃貸住宅制度」においては、必要条件(必需品)として制定されている。同社の提供する「緊急警備対応」は都市基盤整備公団の関西・九州における高齢者賃貸住宅の全戸にセットされている実績を持つ。
 今後、電話一本で水周り、電気の故障から急病、強盗にも対応可能な同サービスだが、高齢化社会となる時代を迎えるにつれ、多様化するリスクに対応して行く予定だ。

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