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晴海トリトンスクエアオープン 新しいビジネス・文化の発信拠点に 3つの機能が調和する都市

2001.04.16 16:18

 4月14日、晴海アイランドトリトンクスエアがオープンした。東京ドームの約7.7倍の広さを誇る同エリアだが、住友商事を始めとする本社機能も移転しており注目される。
 4月14日、新しい晴海のランドマークとなるトリプルタワーを有するトリトンスクエアがグランドオープンした。高さ195mのオフィスタワーX、175mのオフィスタワーY、155mのオフィスタワーWを合わせて2万人のビジネス拠点となる。
 晴海アイランドトリトンクスエアは、運河を望む「オフィスの街」、「賑わいの街」、「暮らしの街」の3つの機能が調和しており、全9棟からなる住宅棟には、1789戸、約5000人が暮らすことが可能。周辺には緑豊かな空間、「コミュニティパーク」が広がる。南欧をイメージした街並みに加え、明るく開放的な10000㎡の空間には約500の花木と22000株を越える草花が植えられている。
 また、商業施設には60店舗が展開しており、トリトンスクエアの中心街を形成している。テラスには運河沿いに約400mに及ぶ「桜の散歩道」や高さ7mの滝、噴水を用意した「水のテラス」、草花が咲き乱れる「花のテラス」とそれぞれにコンセプトがあり、見る人の目を楽しませる。
 トリトンスクエアがグランドオープンする4月14日は晴海の島が完成してからちょうど70周年にあたる。再開発の始まりは、1986年の「晴海アイランド計画」からスタートしており、2005年には晴海通り、2015年には環状2号線が豊洲を経由し台場方面へ延伸する為、交通のアクセスも向上する。今後しばらくの間、晴海アイランドトリトンクスエアはオフィスビルの最前線としてしばらく注目を集めそうだ。

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