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三浦工業が軟水器内蔵の新型ボイラーを開発

2000.09.25 16:14

 小型ボイラーのトップメーカー三浦工業(松山市)と東京ガスが「ZボイラーSZ-G型」を共同開発した。11月より販売をスタートさせる。
 水中に含まれるカルシウムやマグネシウムイオンがボイラーにそのまま給水された場合、ボイラーの缶体に白いスケールが付着してしまい、ボイラー効率の低下やボイラーパンクの原因となっている。
 その為このカルシウムやマグネシウムイオンを除去する軟水器を用いて、水を軟水化させボイラーに給水する必要が生じていた。しかし、この軟水器は比較的大型なことから、その設置スペースが大きな問題になっていた。
 それに対し今回両社が開発した「ZボイラーSZ-G型」は、軟水器をボイラー本体に内蔵しており、設置スペースの削減、取り付け工事の簡略化を実現させているのが大きな特徴になっている。
 またメンテナンス契約を結ぶことにより、ボイラーの耐久性能を7根館保証し、軟水器に必要な塩を毎月1回配達してくれることも可能になる。
 商品ラインアップは相当蒸発量60kg・120kg・160kgの3タイプ、価格は1体90万円から。またメンテナンス契約は月額4850円より。

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