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ビルのトラブルを携帯電話で通報 遠隔監視システム「プリントメール」

2000.09.25 16:14

 各種監視制御盤の設計などを手がける豊中計装(大阪府豊中市)が、携帯電話を利用した遠隔監視システム「プリントメール」を開発した。同社側ではビルやマンションの監視における省力化につながるものと大きな期待を寄せている。
 このシステムは既存の設備、機械、電力、水道、通信、地震などの集中監視システムに付属しているプリンターの内容をバッファーに取り込み、従来の印字をしながらその印字内容の緊急具合の程度に応じた担当者などの最適者へ自動的に携帯電話を通じて連絡するというものだ。
 これにより従来の集中監視システムの管理運用が大幅に省力化でき、警報対応の指示出動が迅速に行える。
 またアラームサーバーで全ての捜査記録・警報管理、指示内容登録などの一元管理とデータベースの自動構築も可能になる。
 更に、サーバーは過去1年分のアラームを履歴として保存する仕組になっている。
 もちろん既設のシステムを改定する必要もなく、従来のプリンター関連の機器にも影響を与えていない為導入コストが少額で済むというメリットもある。
 更に平常時に多くの人員を待機させておく必要もなくなることからビルの管理費用の削消にもつながるものと思われる。

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