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日立ビルシステム　排水設備不要で低価格なエレベーター用クーラー　価格は従来商品の約2分の1に

2000.07.03 12:23

　昇降機・冷凍機の販売から据え付け・保全及びビルの設備機器の遠隔監視サービス、ビルやマンションの運営管理を含めたビルの総合管理を展開する日立ビルシステム（東京都千代田区）は、エレベーター用クーラーシステムの大幅な改善と低価格を図った新型のクーラーシステムを開発し、今月より販売を開始している。
　現在エレベーター利用者に、安心で快適な移動空間の提供やビルの快適性・資産価値の向上が望まれている。同社がこの度販売を開始したエレベーター用のクーラーシステムは、従来までのシステム構成を根本的に見直している。運転時に機器本体より排出される水を蒸発させることによって、排水設備が不要な方式を採用している。これにより、快適で心地良いエレベーターが利用者に提供することができると共にビルのイメージアップ・資産価値の向上も図ることができる。
　同社は今後、オフィスビルなどを中心に普及させていく。価格はエレベーター1台で30万円と従来の1/2以下の価格となっている。取り付けは1ヶ月で完了するという。今年の販売目標は年間3000台を目指す。