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松下通信工業 ホール改修に適した新型スピーカー

1999.11.29 11:20

 松下通信工業(港区)は中小規模のホールやアリーナ向けのスピーカーシリーズ「Vタイプ」を先月発売した。
 このシリーズは高出力2ウェイスピーカー4タイプ及び専用サブウーハー計5タイプで、いずれも同社が開発したマルチユニットウーハー(4つのウーハーを仮想同軸上に配置して低域からの指向性制御を可能にした)方式などの採用により、高い明瞭度と自然な再生音の実現が可能になっている。
 また吊り下げ使用や並列しように便利な様に小型の多側面エンクロージャー(スピーカーボックス)を採用することで多彩な設置が可能となり、新設時のみならず既設ホールのリニューアルにも容易に対応出来るのも大きな特徴のひとつ。
 市民会館等各種ホールのうち、80年代に建てられたものの多くは老朽化が進み、音響設備の改修工事が活発化しているという。同社ではこうしたホールのリニューアル工事需要を見越し業務の拡大を図ってゆく考えだ。

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