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フジテック「ゆとりあ」シリーズ 従来品の2倍の速度の家庭用エレベータ

1999.11.15 12:02

 エレベーターメーカーのフジテック(大阪府茨木市)は、現在発売中のホームエレベータの速度・設置スペース・デザインを一新した新型エレベータを発売した。3人乗りの「ゆとりあTRE」と2人乗りの「ゆとりあDUO」の2タイプで価格は各々233万円・230万円(2階建・鉄骨RC造の場合、工事費込み)。
 これまで業界内ではホームエレベーターの昇降速度は分速12mが標準となっていたが、「ゆとりあ」シリーズは小型駆動システムの採用により、従来の2.5倍もの分速30mを実現させた。「これまで4階までは「60秒程時間がかかっていましたが『ゆとりあ』では29秒と一気に所要時間が半分になりました」(同社広報グループ)
 また、昇降機路内の機器やかごの設計変更を行ったことで昇降路スペースのセク源にも成功。かごの広さの有効度を表す「有効スペース率」も3人乗りにおいては業界一となった。加えて、これまで2人乗りでは標準仕様の車椅子が出入口幅の関係上使用出来なかったが、「有効スペース率」の向上によってそうした不便さも解消されるという。

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