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YKK 省エネビルに有効な太陽電池一体型壁面開発
1996.01.15 16:39
YKK(本社東京都千代田区、吉田忠裕社長)では、京セラ(京都市、伊藤謙介社長)と協同で、ビル外壁のカーテンウォールに組み込んだ、カーテンウォール一体型太陽電池モジュールを開発し、その実証試験を開始した。
今回同社が開発したシステムは、地球環境問題や、エネルギー安定供給問題に配慮した製品で、省エネビルに、大きな効果が期待されているもの。本実証試験は、富山県黒部市にあるYKK黒部事業所内で実施。本実証試験は、今年度中に終了する予定で、来年度以降商品化される見込みだ。
同製品の施設構成は、強化ガラスと額縁で構成されたパネル内に、10センチ角などの太陽電池セルをつなげて、カーテンウォールの形状にしたものを利用し、太陽光発電を行うというシステム。