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日本中央地所神田中央ビル 総費用5億円弱の大改修 リニューアルで高稼働堅持

1995.09.15 16:32

 日本中央地所(東京都千代田区、竹内幸太郎社長)では、都内を中心にオフィスビルを9頭保有しているが、計画的な長期修繕計画を立て、順次リニューアルを行うことで、テナントニーズに対応、高稼働率を堅持していると言う。同社のビルでは、昭和39年竣工の赤坂中央ビル、神田中央ビルなど、築年の経過しているビルが多い。しかし、こうしたマイナス点をカバーする為、同社では積極的に回収を行う事で競争力アップを図り、ビル全体の稼働率が95%と高率を保っている。
 中でも、長期テナントの装道きもの学院などが入居する神田中央ビルでは、今春より大改修を行っており、間もなく完成する予定。階層部分は、外装、エントランス回り、エレベーターの2機交換、地下駐車場増設工事など大規模なもの。
 工事費費用では、外装改修で、2億4000万円、エレベーター工事等で2億5000万円を予定しており、総額5億円弱と金額的にも大きなものになると言う。「当社の場合、テナント側とのいいコミュニケーションがとれている為に、入居者の方々に不便をかけるこうした改修に際しても、心よく理解をいただいています」(中央地所・佐藤氏)




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