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有名ビルの自慢の設備

1995.06.01 17:27

スフィアタワー天王洲 多目的ホール併設。毎年入社式行うテナントも  様々な付属施設を持つスフィアタワー天王洲(延床面積1万3200坪)。そのひとつが低層棟に入る多目的ホール「スフィアメックス」だ。
 200人を収容する60坪のホールはAV対応のマルチビジョンを完備。天井は9つのピースに別れた昇降トラス構造を採用しており、レイアウトの変化によりセミナー、パーティー、イベントなど様々な使用法が可能。
 商業演劇が行われることもある一方で、入居するオフィステナント13社すべてが本社機能という同ビルの性格も反映し、企業説明会やセミナーも頻繁に開かれている。例年入社式を行うテナントもおり、「広すぎず狭すぎずという広さが重宝されているようです」(スフィア・鬼頭靖部長)という。
 一方、同ビルの最上部には飲食およびプール、エステサロンなどリラクゼーションスペースからなる「天王洲倶楽部」がある。俱楽部へはビル横手から専用エレベーターを利用するなど一見、会員制スペースのようだが、実はパブリック。二層吹き抜けのダイニング、屋外ジャグジーなど、とてもビル内にいるとは思えぬ豪華さで、俱楽部内いたるところから東京臨海部や横浜方面の眺望が広がり、雑誌などで紹介される機会も多い。

ニューステージ横浜 最上階には横浜港が一望できるラウンジが
 東京建物(東京都中央区・石井正勝社長)が、日本カーボンとともに共同事業主として平成5年11月に竣工させたのが、ニューステージ横浜だ。京浜急行・神奈川新町駅から徒歩7分の工業地域にある4500坪の敷地に建っており、地下1階、地上18階、塔屋1階、RC造のインテリジェントビル。延床面積は、1万5200坪、ワンフロアー面積は、基準階面積で510坪。またローカルエリアネットワーク(LAN)の構築にも対応出来るよう、館内通信用のケーブリングアクセススペースを確保している。
 ニューステージ横浜の大きな特徴は、地上17階建ての高層棟と、3階建ての低層棟のツインビルであることが上げられる。高層棟は、フリーアクセスフロア設計のもと、コンピューター、FAX、電話などの配線をすべて床下に収納し、スッキリしたオフィス環境を構築している。さらに、17階、地上70mのフロアーには、スカイラウンジを完備、横浜港などを一望出来る。このスペースでは、くつろいだ雰囲気の中で商談や、打ち合わせが出来る。また低層棟の2階には、アスレチックジムも完備、いつでも気軽にリフレッシュ可能だ。




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