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コロナ共存時代のニューノーマルオフィス リアルゲイト「ポータルポイント原宿」オープン

2020.09.07 14:59

 リアルゲイト(東京都渋谷区)は今月1日、2012年より展開しているシェアオフィスブランド「PORTAL POINT」のシリーズ6棟目となる「PORTAL POINT HARAJUKU(ポータルポイント原宿)」を、渋谷区千駄ヶ谷の明治通り沿いにオープンした。

 「ポータルポイント原宿」は、JR「原宿」駅より徒歩7分、東京メトロ「北参道」駅より徒歩4分に立地する築35年、1045坪のビル1棟をリノベーション。オフィスと店舗の複合施設として運営するもの。
 リアルゲイトではこれまで表参道・渋谷・有楽町・紀尾井町・恵比寿と、同ブランドで5物件を展開してきた。しかし、新型コロナウイルスとの共存時代を迎えるにあたり、ブランドコンセプトを「NEW STANDARD OFFICE」へと一新。急速なテレワークの普及に伴い変化するオフィスニーズに対応した施設づくりに注力している。
 施設は地下1階から地上8階までの9フロアで、8階のシェアオフィス・ラウンジスペースは今般のコロナ禍を契機に計画内容を大幅に変更。従前の計画ではフリーデスクやミーティングスペースなどの座席数の合計が約100席であったが、計画変更後は座席数を約60席に。配置する家具を減らすことでフロア全体の換気に配慮するとともに、対面の座席配置を避けるレイアウトを採用。フロア内に段差を複数箇所設けたことで立体感と奥行きが生まれるとともに、利用者の目線の高さを変えることによる感染予防対策という効果もある。
 また、屋上はテラススペースとして利用者に開放して物件の価値向上に貢献。東側は東京都心の夜景、西側は代々木公園の広大な緑の空間を眺めることのできる、プライム性の高い眺望となっている。
 同社では原宿のほか、「渋谷」駅より徒歩4分の渋谷区神南にシリーズ7棟目の「PORTAL POINT SHIBUYA」をオープンする。今回の原宿・渋谷に加え、昨年オープンした恵比寿を含む3物件のラウンジや共用部を相互利用できる会員限定のサービスも開始する。
 今後の展開について、同社代表取締役の岩本裕氏は「『ポータルポイント原宿』では、接している明治通りの道路拡張が行われたことから、奥側の隣地駐車場の容積率上昇が計画段階で分かりました。このため地上8階建ての新築ビルを計画し、来年初頭に着工予定です。これまで既存物件の再生に取り組んできた当社としては新築から計画するのは初めてのことで、非常に楽しみです」と述べている。

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