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三井不動産 日本橋室町にライフサイエンス支援施設

2016.11.21 14:24

ものづくり中小企業の医療機器産業参入や開発を促進
 三井不動産(東京都中央区)とライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(東京都中央区、通称LINK―J)は、三井不動産が掲げる「日本橋ライフサイエンス・イノベーション推進事業」の拠点の1つである「日本橋ライフサイエンスビルディング」に「東京都医工連携イノベーションセンター」が開設。15日に開所式・オープンイベントが行われたと発表した。
 「日本橋ライフサイエンス・イノベーション推進事業」の拠点は「日本橋ライフサイエンスビルディング」を含めて3カ所設け、ライフサイエンス関連の企業や業界団体、国内外の大学等が拠点を置き、産官学の交流が生まれている。東京都では、東京都医工連携HUB機構と東京都中小企業振興公社との連携により優れた技術を有するものづくり中小企業と、都内に集積する臨床機関・医療機器メーカー等の連携による医療機器開発を支援する事業を平成27年度から実施している。今回、ライフサイエンス分野の企業が集積する日本橋エリアにおいて支援拠点「東京都医工連携イノベーションセンター」を開設。都内中小企業の医療機器産業への参入や医療機器開発を促進する。またLINK―Jとも連携も図る。
 15日に実施したオープンイベントでは第一部開所式にてLINK―J理事でもある三井不動産常務執行役員の植田俊氏を含む9名によるテープカットが行われ、その後の基調講演では東京都産業労働局長の藤田裕司氏による挨拶の後、日本医工ものづくりコモンズ理事長で国際医療福祉大学副学長・名誉学長の北島雅樹氏、国立国際医療研究センター病院長の大西真氏、日本医療機器産業連合会会長の中尾浩治氏らが登壇。情報交流会には約250名が参加。

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