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「兜町平和ビル」低層部改修が完了 事務所から店舗へ用途変更し街に「居場所」を創出

2026.08.10 10:58

 平和不動産(東京都中央区)は、東京都中央区に立つ「兜町平和ビル」低層部のリノベーションを実施した。
 「兜町平和ビル」は中央区日本橋兜町3丁目に立地する。日本橋兜町・茅場町エリアには「日証館」や「K5」などの歴史的な建築物が集積。「兜町平和ビル」は大正から昭和初期にかけて「第二日証館」が立っていた場所に位置する1972年竣工のビルで、証券会社が入居するビルとして金融街の風景を形成してきた。
 今回の改修は東京都が実施する「リノベーション・モデル事業」の採択を受けたプロジェクト。1階低層部をリノベーションし、事務所から店舗に用途を変更。人の姿が滲み出す開放的な空間を整備した。改修部には、クラフトハーブティー&チャイを提供する飲食店とファッションポップアップスペースがオープンする。
 改修工事では外装の石材を撤去し、創建時のモザイクタイルをあらわしにした。また北側にはオープンスペースと連続する滞留空間を創出。
 また、建物には周辺建築物の基壇部とゆるやかに連続する形状や素材の基壇部を設けた。周辺建築物が持つ建築様式や素材等を抽出し、街並みをつなぐ小庇部(水平部)をしつらえた。舗装・基壇部は左官(洗い出し)仕上げで統一し、「座る」や「寄りかかる」、「覗き込む」などの動きを誘発する形状によって、ヒューマンスケールな居場所を街に創出する。
 都の「リノベーション・モデル事業」は、特色や個性を持つエリアで既存ストックを生かしたまちづくりを推進することを目的に、民間事業者による先進的なリノベーションの取り組みを支援する制度。設計・工事費の一部を補助するとともに、事業を通じて得られた知見を今後のまちづくりへ生かし、先進的な取り組み事例として広く発信することを目指している。




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