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「グッドルームレジデンス 座間ホシノタニ団地」1・2号棟開業 小田急電鉄の社宅を賃貸住宅に再生

2026.05.04 10:10
グッドルーム(東京都品川区)は、神奈川県座間市に団地をリノベーションした「goodroom residence 座間ホシノタニ団地」を2月に開業した。
同物件は2015年に小田急電鉄(東京都新宿区)が旧社宅4棟を活用して「ホシノタニ団地」として再生されたもの。当初は3・4号棟をリノベーション後賃貸レジデンスとして運用し、1・2号棟は座間市に賃貸し市営住宅として活用していた。
その後、1・2号棟の座間市との契約が2025年9月末に終了したことを契機に、小田急電鉄が活用方法を再検討。グッドルームがリノベーションおよび運営を担う形で「goodroom residence 座間ホシノタニ団地」として再始動することになった。
場所は神奈川県座間市入谷東3丁目。小田急「座間」駅から徒歩2分の場所に位置する。1号棟は1962年竣工。鉄筋コンクリート造地上4階建て。戸数は16戸。2号棟は1961年竣工。鉄筋コンクリート造地上4階建て。戸数は22戸。間取りは1・2号棟ともに1LDK。専有部は約36~38㎡。従来の2DKから1LDKへと変更し、単身者やDINKsがゆとりを持って暮らせる設計とした。20~30代の若い層をターゲットとする。
共用部は2号棟に8席のコワーキングスペースと2部屋のサウナを新設した。顔認証による入退室管理を導入し、入居者専用の施設として運用する。賃料はサウナ・コワーキング利用料込みで月額9・2~9・5万円。
リノベーションの設計・工事から運営・管理までグッドルームが一気通貫で手掛ける。室内は同社のリノベーションブランド「TOMOS」にて施工。無垢材の床と白を基調としたシンプルな内装に仕上げた。全38戸のうち7戸を家具付き住戸として展開する。
3月から募集をはじめ、すでに内見は20件。都内に勤務する層などを中心に引き合いがあるという。同社の運営するプラットフォーム「goodroom サブスくらし」などを通じて入居者を募集。契約期間は2年とする。周辺賃料が6万円台で推移する中、同物件は共用部の拡充などにより9万円台の価格帯を実現した。
今回の再生について同社は、小田急電鉄の意向を踏まえながら再生に取り組んだとしている。運営は基本的に無人化し、管理コストの抑制も図る。
今後は「goodroom residence 座間ホシノタニ団地」にとどまらず、地域に開いた運営を行っていく考えだ。



