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「西日本シティビル」竣工 基準階面積エリア最大級のオフィスを供給

2026.04.13 12:07

 西日本シティ銀行(福岡市博多区)と福岡地所(福岡市博多区)は3日、開発を進めていた「西日本シティビル」の竣工を発表した。
 「西日本シティビル」の立地は福岡市博多区博多駅前3丁目。JR「博多」駅と地下で直結する場所に位置する。
 同ビルは敷地面積5229・87㎡、建築面積5084・63㎡、延床面積7万5699・29㎡、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階地下4階。西日本シティ銀行グループの本社機能のほか、賃貸オフィスや商業施設、多目的ホールなどで構成する複合ビルだ。
 2階には西日本シティ銀行と西日本シティTT証券(福岡市中央区)の本店営業部が入り、ロビーや相談ブース、応接室を備える。また、2階エントランスのショーケースやギャラリーには、西日本シティ銀行が所蔵する美術品をテーマや企画ごとに入れ替えながら展示。3階には収容人数最大400人程度の大会議室のほか、中・小複数の応接室・会議室を設置した。
 4~9階の一部は西日本フィナンシャルホールディングス(福岡市博多区)の執務フロア。集中作業やディスカッションなどワークシーンに合わせた多様な働き方が可能なしつらえとし、気軽に打ち合わせができるスペースや内階段を設けた。
 9~13階はオフィスフロア。エリア最大級の基準階面積で、1188~40坪まで小割りが可能。また9階には資金調達支援や経営課題に関する相談をワンストップで提供し、創業から成長までをサポートする専門拠点「NCB創業応援サロン」を設置。定期的なセミナーやイベントのほか、専門家による相談会などを提供する。
 1階と地下1階は商業ゾーンで、入居テナントは九州初出店となる飲食店など5店舗が出店。地下2階には座席数400席の多機能ホール「NCBホール」を配置。クラシックコンサートや伝統芸能などの公演に加え、貸ホールとして地域住民がセミナーや会社説明会など、ビジネスにも利用できる。
 敷地内にはさまざまなイベントに対応可能な大規模立体広場「コネクティッドコア」も整備。通り沿いは壁面後退により広場と一体となった歩行者空間としたほか、四季を感じられる花や中低木、壁面や柱の緑化、植栽一体型のベンチを配置する。また、低層部にはアート作品も設置した。
 防災対策としては大規模免震構造を採用し、法定の1・5倍の耐震構造を実現。また災害時のライフライン寸断に備えて、72時間対応のデュアルフューエルガスタービン発電機を設置。さらに帰宅困難者向け一時滞在施設としての機能や備蓄倉庫を備える。
 環境対策としては「ZEB Ready」認証、「WELL」認証のゴールドランク予備認証、「LEED」のゴールドランク予備認証、「DBJ Green Building」認証で5リングプラン認証(予備認証)、「CASBEE福岡」でSランク、「CASBEE-ウェルネスオフィス」評価でSランク、「CASBEE SDGs」の自己評価で5リングを取得した。
 西日本シティ銀行と福岡地所では、賑わいを周辺に伝える「回遊のハブ」として地域の人にも親しみをもってもらえる新たなランドマークを目指し、「博多」駅周辺のまちづくりと国際競争力向上に貢献していく構えを見せている。




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