週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

中央日本土地建物 米国で賃貸用集合住宅を開発へ

2025.08.18 12:32

 中央日本土地建物(東京都千代田区)は、米国の不動産デベロッパーであるRXR Realty LLC(米国)と共同で、米国ニューヨーク州ナッソー郡グレーンコーブ市に位置する賃貸用集合住宅「The Arden」の着工を発表した。竣工は2027年7月を予定している。
 開発地は同市の再開発エリア「Garvies Point(ガービーズポイント)」内。建物は延床面積1万3365㎡、RC造(1階)木造(2階以上)5階建て、計101戸の賃貸用集合住宅。
 住戸平均面積は約91㎡。ターゲットはナッソー郡周辺で戸建てから住み替えを希望するシニア層や、ニューヨーク市内に通勤する中高所得者層。建物全体には約660㎡の共用スペースを設置し、フィットネスセンター、シアタールーム、テレワーク用ラウンジなどに加えて、ゴルフシミュレーターやサウナ等の共用施設も備える。
 またRXRが開発した独自の居住者向けアプリ「RXO HOME」を導入し、共用スペースの予約や宅配便の管理、メンテナンスの依頼なども可能。
 「ガービーズポイント」はナッソー郡グレーンコーブ市が推進する約2万2700㎡の再開発計画。再開発エリア内には海辺を望める公園、遊歩道、バイクトレイル、ドッグランやレストランが整備されている。




週刊不動産経営編集部  YouTube