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エンヴァイロテック ゴミ圧縮、梱包装置の売上好調 紀伊国屋などで省スペース省コスト実証
1995.02.15 10:25
スエーデンのオーワック社のごみ処理器を販売するエンヴァイロテック(東京都渋谷区・髙橋百合子社長)の業績が好調。ごみ処理問題が東京都を中心にますます注目を浴び、その減量とリサイクルが叫ばれる中、今期売上2億円以上を目指す。
オ社はゴミ処理機専門メーカー。71年の創業以来、その製品は堅牢性、実用性、安全性にすぐれ、世界各国d絵実績を挙げている。
エ社はオ社と平成2年に我国における独占販売契約を結び営業を開始。同社の現在の主力商品はオ社製<5010>と<5070W>。
<5010>は段ボール、トレー、紙屑などの重ばるゴミを圧縮して梱包する機械。専用の梱包ヒモをセットし、ゴミを投入、レバーを押すだけで圧縮、ヒモかけ処理を行う。後は前開きドアから専用カートでゴミを取り出し、そのままゴミ置き場へ運ぶことができる。
<5070W>は収納箱が横2連に並べた上をスライドする圧縮機を設置したもの。一つの箱にゴミを投入、圧縮している間に、他のゴミをもう一つの箱に収納して於ける。処理時間を短縮でき、またこれを利用してゴミの分別も可能。
同機は平成6年2月より紀伊国屋書店に納入され。成果を挙げている。同書店では以前は紙ゴミ用にプラスチックコンテナー、プラスチックゴミ用にフレキシブルコンテナーを使用していた。両方共にスペースをとること。またプラスチックゴミはそのまま業者に引渡すと㎡単位の引取り手数料のため費用が重むなどの問題点があった。
導入後は両ゴミ共に圧縮しながら保管するためにスペースをとらなくなった。またプラスチックゴミの場合は約4分の1に減量でき処理費が大幅にダウン。環境問題に取り組む同社の今後を注目したい。