不動産トピックス

編集後記

2007.02.05 16:10

 米国の不動産ファンドは日本法人を設立し、地元密着型の不動産取得を目指すことが多いのに対して、欧州の不動産ファンドは、日本に拠点を構えずに、エージェントを介して情報収集を行う。物件取得時には来日するものの、顔が見えない感はぬぐえない。しかし、欧州の不動産ファンドは中長期に保有するインカム重視の投資スタイルで、米国勢はキャピタルを狙っているような印象がある。日本の不動産に対しては、さらに豪州、アジア、中東など世界中から投資資金が流れ込む。運用会社は、それぞれの資金がどういう性格を持っているのかを見極めていく必要があるだろう。




週刊不動産経営編集部  YouTube