不動産トピックス
【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】セミナー「不動産業界にチャンス到来!~次世代物流ビジネスを展望する~」
2025.10.08 10:28
2024年問題やコストの高騰、人手不足といったワードがトレンドとなった物流。危機的状況をあおる話題が多かったイメージもあるが、しかしこれらの問題提起によって物流とその課題への認識を深めた人も多いのではないだろうか。
一方、不動産業界ではそれ以前から物流不動産(賃貸用倉庫)がカテゴリーの一つとして定着し、今日でも大量供給が続いている。しかしながら物流市場への過度な期待からか供給は過熱気味でオーバーストアも懸念されており、空室の長期化や賃料の下落が現実のものとなりつつある。こうしたなか、期待が高まっているのが物流を理解したリーシング力のあるプレーヤーだという。2024年問題の物流業界のピンチは、不動産業界にとってチャンスになる可能性があるのだ。
昨今では物流と不動産がもはや不可分であるという認識も広まり、物流の課題を不動産で解決する、あるいは不動産に物流を取り入れて成長につなげる施策も提案されつつある。不動産ソリューションフェア&シンポジウムではこれまで物流と不動産に関わる課題とソリューションについて様々な角度からお伝えしてきたが、今回はこうした現状もふまえ、新たな形で聴講者にアプローチする。
A開場で開催する「物流不動産特別フォーラム」は、「不動産業界にチャンス到来! ~次世代物流ビジネスを展望する~」と題し、物流と不動産を融合させた新たなビジネスモデルを提案する。フォーラムのコーディネーターを務める大谷氏は、物流と不動産のメリットを取り入れ相互に補完する「物流不動産ビジネス」の創始者だ。
現代は予測不可能な「VUCA(Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性)」の時代といわれる。このVUCAのなかにあって物流と不動産の課題と相互補完性についてわかりやすく説きつつ、「物流不動産ビジネス」を進化させた「次世代物流ビジネス」の特徴を紹介。「なぜ不動産と物流は不可分なのか」、「産業化へ向けた取り組みと将来展望」といった話題にも触れながら、不動産に物流を取り入れ成長につなげるメソッドを公開する。
政治の混乱とともに産業界が大きな変革の波にさらされるなか、長年イーソーコグループが取り組んできた「物流不動産ビジネス」は物流2024年問題を契機に進化を遂げ、「次世代物流ビジネス」へと発展。新たな産業化への道筋も見えてきたという。物流は不動産の成長のカギであり、不動産は物流のカナメだ。その双方を取り入れた「次世代物流ビジネス」の全貌を、ぜひ体感してほしい。
<週刊不動産経営10/6号掲載>