不動産トピックス
【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】セミナー「不動産がある人もない人も始められる!ストレージ(収納)事業の勧め」
2025.10.08 10:25
不動産オーナーや不動産事業者にとって身近なビジネスであるストレージ(レンタル収納スペースやトランクルームとも言われる)事業。しかし、意外とそのビジネススキームを知らないオーナーは多い。貸ビル市況にも左右されにくい、同事業を加瀬倉庫(横浜市港北区)が解説。「不動産がある人もない人も始められる!ストレージ(収納)事業の勧め」と題し、セミナーを行う。
そもそもストレージは、土地や建物などの空室・空きスペースを細かく分割。小規模な部屋として貸し出すことで、借り手は納めきれなくなった収納物などを入れることができる。昨今は狭小化した住宅事情により需要が増加。年々日本の住宅が狭小化していることから、約10年で市場規模も2倍に拡大。今後も暫くストレージのマーケットは、上昇傾向と推測される。
ストレージはビル経営とも親和性が高い。特に老朽化の進んでいる建物や、長期的な空室を抱えているケースに効果的。昨今は建築費・資材費や建設業に携わる人件費も高騰しているため、ビルの建替えや大規模改修を諦めるオーナーが増えている。そのような資産価値の低下に対して、効果的な対策がストレージ。駅近や物件の状態に左右されず、空室リスクも1フロアではなく細かく分散。中長期にわたって安定的な収益を確保できる。利用者の入室頻度が少ないためトラブルは少なく、水回りも必要ないためランニングコストは少額。退去時の大きなリフォームも発生しない。
今回はセミナーで、ストレージ事業の概要とメリット・デメリットを解説。さらに選べる運営プランや活用事例なども紹介する。屋内型(ビルインタイプ)だけでなく、屋外型のコンテナ事例も紹介するため、土地活用に悩んでいるオーナーには好ましいセミナーだ。このチャンスを逃すべからず。
<週刊不動産経営10/6号掲載>