不動産トピックス

【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】セミナー「How to 賃貸借契約書管理~もう迷わない!賃貸借契約書管理の実務ポイント~」

2025.10.08 10:36

 不動産オーナーや不動産事業者、管理会社などが抱える大きな課題として、賃貸借契約書の管理業務がある。管理戸数が数万戸・数千戸になると、契約書原本の管理や電子化作業ですら多大な業務負荷が生じる。これら課題解決に協力するのが、設備文書管理や電子文書管理ソリューションを提供する東京レコードマネジメント(東京都品川区)。今回同社はそんな契約書の管理について、効率的な運用方法や実務に関するセミナー「How to 賃貸借契約書管理 ~もう迷わない!賃貸借契約書管理の実務ポイント~」を行う。
 貸主である不動産オーナー・不動産事業者の多くで、賃貸借契約書の管理を見直すタイミングが来ている。彼らが抱える課題といえば、「必要な時に必要な契約書(原本)が探せない・見つからない」や「どのように管理すればよいか分からない」、「契約書の管理業務に手間を掛けたくない」、「いつまで原本を保管していればよいか分からない」など。膨大な数・量となる契約書の保管場所を費用面だけで選んだ結果、自社オフィスの遠方となり、後々必要となった際に取り出す手間や時間がかかるケースもある。
 今回のセミナーでは、冒頭で賃貸借契約書の管理における課題やライフサイクルの基本フローなどを説明。実際の管理業で発生した問題や管理し始めて分かった手間・改善点なども実例を交えて話す。さらに外部の保存庫選びのポイントも説明する。保存庫の中には、直接足を運んで中の資料を閲覧できる保存庫とそうでない保存庫がある。保存庫選びの重要性も指摘する。最後は解約後の契約書原本管理について語る。いつまで保管するのか分からない事業者も多いため、気になる部分だ。
 東京事業本部 営業部 東京営業グループの杉村義仁氏は「契約書の管理業務で課題を抱えている不動産事業者は多く、業務が属人化しているケースも聞きます。よく聞く事例では、契約書の管理業務を社歴の浅い若手社員の担当としているケース・企業を聞きます。しかし昨今の若手社員は転職するスピードが早く、企業によっては担当者が変わるたびの教育や業務が属人化していると引き継ぎが上手くいかない場合もあります。自社のコア業務以外、特に契約書の管理業務等はアウトソーシングすることが良い場合もあります」と述べた。東京レコードマネジメントは出展もしているため、気になる人は是非ともブースにも足を運んではいかがか。

<週刊不動産経営10/6号掲載>




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