不動産トピックス
【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】トークセッション「エレベーターメンテナンス&リニューアルの秘策を教えて!」
2025.10.03 17:16
大手と独立系の違いは?疑問・質問に答える60分
ミネギシビル管理(東京都渋谷区)の峰岸直也社長が代表幹事を務める渋谷ビル経営者協会は17日、月例の勉強会を開催した。今回はフィールドワークとして、独立系エレベーターメンテナンス会社であるジャパンエレベーターサービス(東京都中央区)が埼玉県和光市に保有する総合技術研究センターの見学会が実施された。
エレベーター業界は三菱電機、日立製作所、東芝エレベータ、フジテック、日本オーチス・エレベータの5大メーカーが国内シェアの大部分を占めている。また5大メーカーは自社あるいは子会社を通じて保守・メンテナンス業務も請け負っている。メンテナンスやリニューアル工事を手掛ける企業は大手メーカー系列ではなく独立系も存在し、その中でジャパンエレベーターサービスはトップシェアを誇っている。同社営業本部の垣谷百香氏は「エレベーター・エスカレーターを含む『昇降機』と呼ばれる機器の設置数は、全国で約110万台といわれています。現在、当社のエレベーターの保守契約台数は全国で11万台超であり、独立系ではトップシェア、大手5大メーカーを含めてもシェアは3番手に位置しています」と話す。同社は独立系で唯一、東証プライム市場に上場していることから高い信頼性が大きな特徴といえる。
総合技術研究センターは10台のテスト用エレベーターをはじめ、24時間365日対応のコントロールセンター、各メーカーの純正部品を中心にパーツをストックしているパーツセンター、研修フロアなどで構成される。同社では独自の研修プログラム「STEP24」を通じて人材育成に注力しており、様々な機種に対する知識やノウハウを座学や実機研修のカリキュラムによって身につけることができる。
今回の「不動産ソリューションフェア&シンポジウム」では、14時より峰岸氏主導によるトークセッションを企画。テーマは「エレベーターメンテナンス&リニューアルの秘策を教えて!」だ。当日はジャパンエレベーターサービスからも登壇者が出演を予定。エレベーターのメンテナンスやリニューアルに関する疑問・質問をぜひお寄せいただきたい。
<週刊不動産経営9/22号掲載>