不動産トピックス

【第25回不動産ソリューションフェア見どころ紹介】ノットコーポレーション 「既存ビルをリモデル(再構築)で『選ばれるビル』に」

2023.11.14 10:29

出展・セミナー「既存ビルをリモデル(再構築)で『選ばれるビル』に」 展示ブース・セミナーでバリューアップ事例を紹介
11月15日 15:20~16:10 第3会場

 ビルの外観・エントランスや共用部のリモデル(再構築)提案を行っているノットコーポレーション(大阪市中央区)は、大阪市淀川区の賃貸ビル「Auroraビル新大阪」のリモデル工事の実績を持つ。
 物件は「新大阪」駅に近接する地下鉄御堂筋線「西中島南方」駅および阪急京都線「南方」駅より徒歩3分に位置し、建物規模は地上8階地下1階。延床面積は約2840㎡で、1988年に竣工した賃貸オフィスビル。実施された工事内容は、1階エントランスや2~8階の共用廊下およびトイレ・給湯室のリニューアル、そして8階会議室のリニューアルとリフレッシュルームの新設工事である。ビルを所有する敷島(大阪市淀川区)は競合物件を視察して「Auroraビル新大阪」の弱点がエントランスやトイレにあると分析。エントランスはビルの顔となる箇所だけに、高稼働の近隣物件では効果的なリニューアル工事が行われ、物件の陳腐化が食い止められていると判断した。稼働率の改善を目的に同社はリモデル工事をノットコーポレーションに依頼。「周辺で1番選ばれるビルに」をプロジェクトの骨子とする工事計画がスタートした。
 ノットコーポレーションの神谷奈緒美氏は「ご要望のあったエントランスやトイレだけでなく、共用廊下や給湯室、会議室などビル全体のリニューアルを提案させて頂きました。『周辺で1番選ばれるビル』の実現には、部分的な改修だけでは難しいと判断したためです」と述べる。また、御影石で仕上げた床は経年劣化が顕著となり、雨の日には滑りやすくなるというマイナス要因となっていた。そこで同社は既存の床石の表面をバーナーで炙り飛ばし、表面に凹凸をつけることで防滑効果を与え、意匠性にも優れたリニューアルを行った。各階の共用廊下は一部に木目調の内装材を用いてデザインにアクセントを持たせ、トイレは水栓や便器洗浄・照明の自動化とともに、大きな1枚鏡を洗面台ごとに区切ってプライベート感を演出する特殊フィルムを施工した。リモデル工事は約3カ月間で全体の工程が終了した。
 神谷氏によれば、工事終了までの間に複数企業の入居が決まり、工事終了後は満室稼働を達成したとのこと。内見で訪れた企業からは、リモデル工事が行われたトイレやリフレッシュルームが特に高い評価を受けたそうだ。
 ノットコーポレーションは「第25回不動産ソリューションフェア」にてブース出展を行い、これまで手掛けたビルバリューアップ事例を紹介。このほか、イベント初日の11月15日には神谷氏がセミナー講師として登壇する。テーマは「テナントリテンション向上のための時代の変化に対応できる柔軟なビルづくり。『これからのオフィスビルの在り方』と築古ビルの再生ソリューション」。既存ビルの再生と賃料・稼働率アップを目指すオーナーは、同社ブース・セミナーにご期待頂きたい。

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