不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2022.03.07 18:05

■不動産管理業を主に展開する日本エイジェント(愛媛県松山市)は、2009年から不動産仲介店舗の無人サービス「スタッフレスショップ」を提供している。物件検索端末「スタッフレスGO」を設置し、タッチパネルで物件探しができることが大きな特徴だ。はじめた当社はシンプルな見た目のタッチパネルであったが、最新型は宇宙船をイメージさせるかわいらしい球体のフォルムが特徴的だ。経営企画部 マネージャーの東川大輔氏は「当社は多くのお客様が楽しめることを大切にしておりますので、外観にもこだわりました」と話す。
 この宇宙船型の筐体は子供向けの遊具をつくっている会社が手掛けている。アミューズメント性を重視し、「思わず触れてみたくなる」見た目だ。この「スタッフレスGO」は主に商業施設などに導入しているが、興味を惹かれる見た目から、実際に子どもからの人気が高いという。子どもが触れていたのをきっかけに、親が部屋探しの際に再来店するケースも少なくないようだ。新たな挑戦を進めていく企業の今後を見ていきたい。

■昨年12月から、オフィス・店舗の内外装デザインなど空間演出事業を手掛けるハイテクノ(神戸市西区)は「カンタン・無料・最短即日!LINEで見積もり」を開始。開始間もないが複数の事業者から依頼がある。「LINEで見積もり」は、工事の見積もりをLINEから依頼。概算だけや相見積もり等の需要に、手軽に応えることができる。手順は、改修内容や改修箇所の写真といった見積もりに必要な内容を送信。同社が診断内容を審査の後に返信する。非接触かつ現地調査を含めた様々な業務や手間も抑えることが可能だ。
 広報部の久原佑介氏は「既存テナントの退去に伴い、1区画や小スペース等の小規模な修繕・改修が必ず発生します。この様な工事の見積もり診断に優れていることが特長で、当初の想定よりも需要がありますね」とのこと。手軽なLINEを生かしたビジネスモデル。更に広がる兆しあり。

■ゼン・デザインワークス(大阪市中央区)は、老舗オゾン機器メーカーのタムラテコ(大阪府東大阪市)の100%子会社として、オゾン機器の設計・施工・コンサルティング等を展開している。主力商品の一つ、天井に組み込むタイプの「Lyon Ceiling(リオンシーリング)」は商業施設や飲食店などへの導入が進められている。オゾンは新型コロナ対策にも寄与するということで、さらに引き合いも増えているようだ。

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