不動産トピックス

ホテル運営会社次の一手を探る

2021.02.08 11:19

ナインアワーズ 宿泊再生事業で老朽カプセルホテルをリニューアル
 カプセルホテル「ナインアワーズ」を全国16店舗、その他ホテル6店舗を運営するナインアワーズ(東京都千代田区)は、宿泊再生事業の2号案件として、昨年より「(旧)グランパーク・イン横浜」の再生事業に着手し、この程「カプセルプラス横浜 サウナ/カプセル」として3月にリニューアルオープンさせる。
 同施設は、いちごホテルリート投資法人が保有し、ナインアワーズが運営を担当する。JR「横浜」駅より徒歩5分に位置し、1階部分はエントランス・ラウンジスペース・男性専用大浴場・サウナ、2階は女性専用カプセルフロア・シャワー室、3階は男性専用カプセルフロアを配置する。部屋数は男性89室、女性80室の合計169室。
 宿泊再生事業の2号案件である同ホテルは、旧施設からの既存ユーザーに加え、女性や若い世代の客層に向け、サウナや宿泊をよりスマートに利用してもらえるよう、旧施設を維持しながら、ナインアワーズのクリエイティブチームのデザイン監修による内装・外装・サイン計画により改修、女性フロアの増床やサウナ・温浴強化など大幅リニューアルを施した。
 2階に女性専用フロアを設け、女性用カプセルユニットを3倍以上に増床したほか、同フロアにシャワーやパウダースペースを設置。1階男性専用大浴場・サウナでは、フィンランド式のロウリュウやEOS社ストーブなど設備や機能をアップグレード、リフレッシュルームも併設した。
 同社がこれまでナインアワーズ事業にて開発したシステムやマーケティングノウハウ、ミニマルなオペレーションを駆使して事業収益最大化を目指していきたいという。 
 新型コロナウイルス感染の再拡大となり、いまだ収束の目処が見えない中、ホテル業界への影響は過去に例を見ないほど甚大であり、現状のままでは事業継続が難しくなる運営会社が急増しかねない状況にある。同社は今まで培ってきた企画力・運営力を通じて、これまで従来型のカプセルホテルやビジネスホテルの再生・コンサル事業を手掛け「宿泊再生事業」として、運営者が退去するホテル資産をリユースすることで、社会の機能として再生することを目指していく。
 同社の宿泊再生事業は、既存運営会社の事業継続が難しい施設を対象に、既存ブランドを維持しながらナインアワーズが事業開発で培ったノウハウを用いて運営に介入、事業再生を請け負う。同社はこれまでに大阪・心斎橋(140室)、東京・神田(100室)、千葉中央(144室)、大宮(36室)、蒲田(284室)、川崎(194室)、新宿(436室)を手掛けている。

スターリゾート 「ホテル開発参加型」クラウドファンディング
 スターリゾート(沖縄県石垣市)は、旅行ができない今だからこそ”旅マエ”にホテル開発を楽しむ「ホテル開発参加型旅行」のクラウドファンディングを1月22日より開始したが、4日で総支援額が1000万円に到達したという。
 今回は、同社が運営するリゾートホテル「THIRD石垣島(サードイシガキシマ)」のフィットネスジムをリノベーションし、沖縄県・石垣島初となる”海が一望できるプライベートサウナ付き「サウナスイート」”を開発する。参加者には、オンラインコミュニティを通じて、アイディアの立案、アンケート調査、オンラインルームツアー、不定期に開催されるゲストを招いたオンラインイベントなどに参加してもらう。
 クラウドファンディングで提案する「ホテル開発参加型旅行」は、旅行者が旅前に中長期的なホテル開発に参加することを楽しむ新しい旅行スタイル。これまで閉鎖的環境下の中で開発者しか携わらなかったホテル開発をオープン化し、支援者(参加者)と共にホテル開発を行うもの。また、旅行において拠点となる宿泊施設と旅行者が中長期的におよぶホテル開発により繋がることにより、旅行者が理想とする旅行の実現に向けたサポートを実施する。
 これまで多くの支援が集まった背景として、サウナ文化の拡大に加え、今は旅行はできないが、旅行を楽しみにしている」という旅行者のニーズや、新型コロナウィルス感染症により人と人の物理的接触が避けられた結果生まれた「コミュニティと繋がりたい」というニーズの増加も関係があると考えられる。 
   同社は、観光ビジネスを通じて、社会に貢献できる取り組みを今後も開発し続け、社会的意義のある観光業の実現を目指していきたいという。

OYO Hotel×NOW ROOM 法人向け中長期滞在需要を獲得
 OYO Japan合同会社(東京都千代田区)が展開する「OYO Hotel(オヨ ホテル)」では、短期賃貸プラットフォームの事業を手掛けるNOW ROOM(東京都渋谷区)と戦略的パートナーシップを締結した。 
 OYO Hotelに加盟する中でも、特に法人利用の中長期滞在に適した宿泊施設をNOW ROOM経由で予約できるようになった。OYOの加盟宿泊施設は、NOW ROOMの中長期型滞在予約サービスという新たな形態での集客が可能になる。 
 NOW ROOMは「初期費用0円」で「家具家電付き」、「一ヶ月単位で家を借りられる」の短期賃貸プラットフォームを提供しており、20代から30代の会社員のほか、今まで入居審査が通りにくかったフリーランスや外国籍の人にも多くの利用実績がある。今回のパートナーシップにより、新たな中長期滞在スタイルとして、OYO Hotelのホテルや旅館などの宿泊施設を提案していく。
 海外や地方からの留学生・受験生・研修生などの滞在先として、企業のリモートワーク・研修・長期出張・人材派遣の際の滞在先として、またコロナ禍のニーズに対応する2週間隔離目的など様々な宿泊ニーズを期待している。
 OYO Japan合同会社の副社長・共同代表の田野崎亮太氏話す。
 「新型コロナウイルスの影響で、人々が生活や仕事、余暇を過ごすスタイルが大きく変化してきており、リモートワークやワーケーションもより浸透しています。そうした中で、生活をする場所、仕事をする場所、リラックスする場所を融合させて、より自由に活動拠点を移動するようなホテルや旅館のご利用が増加しています。NOW ROOMとのパートナーシップにより、今まで賃貸物件から滞在先を選んでいた方々に、OYOのホテルや旅館も選択肢としてご提示できるようになりました。個人の観光やビジネスニーズに加えて、法人利用のニーズが増加することを期待しています」。
 OYO Japan合同会社は、2019年に日本でサービスを開始した「OYO Hotel」と「OYO Ryokan」、「OYO LIFE」を国内で展開する総合的な宿泊・住宅ブランド「OYO」の運営会社。ホテル、旅館、不動産賃貸の施設を100都市以上で展開している。
 NOW ROOMは不動産Techのスタートアップとして「暮らすを自由に」を企業理念に掲げ、初期費用0円、家具家電付き短期賃貸アプリNOW ROOMを2020年5月よりスタートさせた。現在、1ヶ月から入居できる賃貸物件を全国で3万室以上掲載し、都内の掲載件数は1万7358室。アプリの登録利用者数は2・5万人を超えている。

ヴィラフォンテーヌ ワーケーションプラン発売
 住友不動産ヴィラフォンテーヌ(東京都新宿区)では、「ヴィラージュ 伊豆高原」にて「長期滞在ワーケーションプラン」の販売をスタートさせた。リゾートホテルでの新しい過ごし方を提案する。
 全室オーシャンビューの客室は2LDK以上で、生活スペースと仕事スペースの区別が可能。部屋が複数あり、自分だけの空間ができることで、ファミリーでの利用も可能だ。全ての客室にキッチンを備えており、フロントでは調理器具と食器を無料で貸出しする。またホワイトスクリーンやプロジェクターを完備する会議室もあり、利用料は無料。このため客室以外で仕事をしたいというニーズや、ちょっとしたミーティングでの利用の可能だ。
 新型コロナウイルス感染症により、働き方にも様々な変化が生まれている。同時にホテルの利用方法も変容しており、“休暇を取りながら働く”というワークスタイルのもと確立された「ワーケーション」は、働く世代に非常に注目されている。

マリオット 新ブランド関西初進出
 ウェルス・マネジメントグループ(東京都港区)と米マリオット・インターナショナル(本社・米国メリーランド州)は、マリオットの次世代型ライフスタイルブランド「アロフト」より、関西初進出で国内では2軒目となる「アロフト大阪堂島(Aloft Osaka Dojima)」を 2021年春に開業させる計画だ。昨秋に開業した「アロフト東京銀座」に続くもの。
 同ホテルは、堂島浜エリアの四ツ橋筋に位置し、「北新地」の繁華街、大阪有数のビジネス街の中之島へも徒歩圏であることからビジネスや観光ニーズを期待している。
 全305室の客室は、ブランドの特徴であるロフトレイアウトを採用し、1階エントランス、ロビー等の共用部、レストラン、バーは天井高5・5mの高さを活かした開放感のある空間。
 全客室には高速無料WiFi、USBポート、55インチの薄型フルHDテレビ、レインフォールシャワーヘッド付きウォークインシャワー、特注のバスアメニティを完備した。
 ホテル内の飲食施設として、地元の料理をはじめ国際色豊かなメニューを取り揃えたオールデイダイニングを提供するシグネチャーレストラン「The WAREHOUSE」ではセミオープンキッチンとビュッフェカウンターを備える。


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