不動産トピックス

第21回不動産ソリューションフェア見どころ2・新企画「まちづくりハッカソン」

2019.09.11 13:29

デベ役員・行政担当者と出会えるチャンス
  9月19日(木)14時より特設ステージで開催
 「不動産ソリューションフェア」の新企画として始動した「まちづくりハッカソン」。不動産大手各社が大型開発を通じて地域と連携したまちづくりを各所で展開しているが、自治体ではそれぞれのエリア特性を考慮しながら、どのようなまちづくり政策を進めているのか。都市計画行政の担当者を招き、東京都心・拠点都市・郊外のベッドタウンと様々な観点からまちづくりの最新実例を紹介していく予定だ。
 参加自治体は、東京都文京区・品川区・府中市・埼玉県さいたま市・茨城県つくばみらい市の5団体。ここからは各都市の概要を紹介していこう。
○東京都文京区
 人口約23万4000人、「赤門」でお馴染みの東京大学本郷キャンパスをはじめ、その名の通り多くの教育施設が区内には存在している。中心となる駅は「春日」駅や「御茶ノ水」駅。都心3区の一角である千代田区に隣接しており、主要駅周辺などにはオフィスビルも集中。就業人口も非常に多いのが特徴である。
○東京都品川区
 東京23区の南部に位置する品川区は人口約41万人。大井や戸越、中延など、活気ある商店街を多く抱えている。近年は大崎地区や大井地区での大規模再開発が進行し、居住人口や従業人口が大幅に増加。現在も品川区役所の隣接地をはじめ、東京都心のオフィス需要の受け皿となる大型プロジェクトが複数進行中となっている。
○東京都府中市
 府中市は東京都西部の多摩地区における拠点都市のひとつで、人口は約26万4000人。古くは甲州街道の宿場町として栄え、現在は京王線の利用で新宿へ約25分と、交通アクセスに恵まれた環境を誇る。また、日本電気や東芝など大企業の大規模工場が市内に進出しており、地域の経済を支えている。
○埼玉県さいたま市
 浦和・大宮など複数市が合併し2001年に誕生した。人口約130万人を擁し、埼玉県の県庁所在地として知られる。浦和地区には県庁をはじめ県内の行政機関が集中、一方の大宮地区は一大ターミナルである「大宮」駅が所在することから、北関東・東北地方の企業の首都圏エリアの拠点事務所のニーズが高い。
○茨城県つくばみらい市
 東京都心から約40km、茨城県南部の伊奈町と谷和原村が合併し2006年に誕生した。人口は約5万1000人。市の玄関口となるつくばエクスプレス「みらい平」駅は2005年に開業し、以後駅周辺では宅地開発が積極的に行われており、首都圏のベッドタウンとして認知を広めつつある。
 「まちづくりハッカソン」では、ここまで紹介した5自治体の都市計画部門担当者が、それぞれの都市計画行政の方針や、まちづくり活動の実績などを紹介。また、今回は将来不動産業界への就職を目指す学生による「学生版まちづくりハッカソン」も開催する。この「学生版まちづくりハッカソン」は、「自分たちが考える魅力あるまちづくり」をテーマに、自由な発想で都市のあり方やまちづくりを論じるというもの。既存の制度やルールに縛られない学生の忌憚ないアイディアは、将来のまちづくりにおける骨子になるかもしれない。
 また、この「まちづくりハッカソン」は元東京都副知事の青山佾氏をリーダーに、三井不動産・三菱地所・東急不動産・森ビルといった大手各社の役員クラスがオブザーバーとして参加予定。イベント終了後に予定される「大懇親会」にも出席を予定しており、行政担当者・大手デベロッパー役員と情報交換できるまたとないチャンスとなっている。ご期待頂きたい。

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