不動産トピックス

クローズアップ 消臭・除菌編

2019.03.11 16:11

 ビルは多くの人が集う場である。それだけに、健康への被害や人体への影響といった衛生環境には細心の注意を払う必要がある。ビルの評価を左右することもある消臭・除菌対策を取り上げる。

人体に無害のLED除菌機
 韓国のLED専門メーカー・サンウェーブ社の商品を扱う正規輸入代理店のB&B(東京都台東区)では、除菌・乾燥・消臭を同時に行う人体に無害な多目的LED除菌機「サン・シャイン」を販売している。
 既存のUVランプを利用した除菌機は、除菌力の高い波長を利用しており短時間で除菌が可能であるが、人体に漏出された場合に危険性があることが判明している。そのため、UVランプの光が外部に漏出しないよう国際的に厳しく規制されており、除菌を行う際には密閉された空間に場所が制限されるというデメリットがある。一方、「サン・シャイン」は人体に無害な可視光領域を適用。解放された空間でも安全に除菌を行うことができる。
 サンウェーブ社では2014年から同商品の研究開発を手掛けており、海外では既に多くの導入実績を持つ。使用に伴う電気料金は1カ月あたり約140円と経済的で、1日8時間の使用で99・9%の除菌効果を見込むことができる。

SFAジャパン どこでも設置可能・排水圧送ポンプ
 ポンプメーカー・SFAの日本代理店であるSFAジャパン(東京都中央区)が展開するSFAポンプは、トイレや洗面台、キッチンなどを「どこにでも」設置可能とした排水圧送ポンプだ。
 水回りを設置する際、問題となるのは排水だ。特に既設の排水管から遠い場所や地下室などに新たな水回りを設置するためには大規模工事が必要とされてきた。SFAポンプを使用すれば、排水管に勾配がとれない場所でもトイレなどを設置可能。排水をポンプで主排水管まで上げることができるため、地下室などでも水回りの新設が可能だ。
 新たに取り付ける排水管の口径は20~25mmを想定。小口径だが、ポンプに取り付けられた高速回転カッターが汚水に含まれる排せつ物やトイレットペーパーを粉砕するため詰まる心配がない。細粒化された汚水はポンプで主排水管まで圧送される。ビル等では排水を一度天井裏にポンプアップして排水管に流すため、まま新たな水回りを設置することができる。

ビルの「におい」トラブル解消に 独自ブレンドの微生物が悪臭のもとを分解
 飲食店舗などが入居するビルでしばしばトラブルとなるのが、「におい」の問題である。特に地下階で発生した汚水は下水道管よりも低い位置にあることから、ビルピットと呼ばれる排水層に一度貯留し、その後排水するというのが一般的である。このビルピットに汚水が長期間溜まったままの状態でいれば汚水が腐敗し、悪臭の原因となってしまうのだ。
 この問題に対し、環境に優しい商材の販売を展開しているエスエイチユー(東京都新宿区)では、微生物(バイオ)の分解力を活用した消臭剤「バイオクリーンズ」による排水の浄化を提唱する。「バイオクリーンズ」は、土壌や河川から抽出した微生物を同社独自の配合で商品化したもの。油の分解やアンモニアの分解といったように、菌にはそれぞれ得意とする作用があり、それらを組み合わせることで店舗やトイレなどから発生する汚水を効果的に分解し悪臭そのものを抑え、さらには配管の油脂詰まりを防ぐ効果を発揮する。同社が行った調査によれば、悪臭の原因である硫化水素やアンモニア、メチルカプタンといった物質は「バイオクリーンズ」を導入した直後から抑制効果が現れ始めたとのこと。浄化した状態で排水するため、排水による河川や土壌の汚染への影響も大幅に軽減される。同社の小林秋香社長は「ビル内のにおいのトラブルを解消するだけではなく、地球環境にも優しい商品です」と述べる。1回に使用する量は3g程度で人体にも無害で安心して使用することが可能。定期的に投入することでにおいの原因物質を長期にわたり抑えることができる。
 「バイオクリーンズ」は港区赤坂の「東京ミッドタウン」をはじめ、数多くのビルや飲食店舗などで採用実績を持つ。環境にも配慮した一歩先の衛生対策として、導入を検討してみてはいかがか。


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