不動産トピックス

第20回不動産ソリューションフェア見どころ紹介パネルディスカッション「民法改正と保証会社活用の注意点」

2018.10.09 17:50

講師:ミネギシビル管理 代表取締役 峰岸直也氏ほか
10月17日 15時20分~16時10分 E会場

 昨年5月、改正民法が国会で成立、同年6月に公布となった。改正民法の施行は公布日から3年以内とされているため、2020年のうちに民法の規定が大きく変わることになる。改正民法の内容の中で不動産賃貸借に最も大きな影響を与えるとされるのが、契約において個人根保証契約の限度額を定めなければ無効になるという点である。既に賃貸住宅の領域では保証会社を活用することが一般的なものと捉えられているものの、事業系の不動産賃貸借ではまだ認知は低い状況といえる。そうした中で施行される改正民法では消費者保護の観点から前述のような限度額の設定が義務付けられると同時に、保証会社の持つ重要性が更に高まることが予測される。
 このパネルディスカッションでは、東京・渋谷などで不動産賃貸業を展開しているミネギシビル管理(東京都渋谷区)の峰岸直也氏をコーディネーターに迎え、不動産オーナーの視点から保証会社を活用する際の注意点や、保証会社によって異なるサービス内容を精査しての適切な選び方を解説する。また、鈴木謙吾法律事務所(東京都中央区)の鈴木謙吾弁護士からは今般の改正民法の改正内容や、保証会社が絡んだ賃貸物件の明渡し訴訟の判例を紹介。賃料保証の制度そのものの歴史がまだ浅いだけに、過去の判例から裁判にまで発展してしまった場合の保証会社の対応を知ることは非常に有益であろう。
 現在保有している物件で保証会社を活用しているというオーナーも、これから活用を検討しようというオーナーも、保証会社のサービスの仕組みや万が一の事象が起きた際の流れを、このパネルディスカッションを通じて知っておきたいところだ。




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