不動産トピックス

第4回ビル経営アワードノミネート「久我山Sビル」

2018.10.01 18:21

ノミネートNo.12
久我山Sビル
所在地:東京都杉並区久我山4-15-8
竣工:1990年
建物規模:地上6階
延床面積:1240.29㎡

 建築現場で用いられるクレーンなどの機械を製造・販売している住谷工機(東京都杉並区)。創業したのは戦後間もない1949年で、創業時から久我山エリアに本社・工場を構えてきた。また、本社周辺の土地を保有していたことから駐車場や貸店舗の運営も早くから行っており、現在は「久我山Sビル」のほか、ビル・マンションを合計3棟保有している。
 「久我山Sビル」は、京王井の頭線「久我山」駅から徒歩10分ほどに位置する賃貸物件で、地上6階建て。1階および2階には店舗や事務所が入居しており、空中階は賃貸の住居フロアとなっている。同ビルでは2017年に2階のオフィスフロアにおける照明器具の更新リニューアルが実施された。工事期間は2017年3月の約1カ月間、空室期間を活用して実施された。
 「建物管理を委託している業者から提案があり、リニューアル前とリニューアル後の消費電力量の差をシミュレーションして頂いた上で、LED照明の導入を決めました」(代表取締役 住谷 友春氏)
 同ビルにはサービス業の店舗も入居しており、土休日も稼働している。そのため照明器具の省エネ化は今後のリーシング活動にも十分な効果をもたらすと住谷氏は期待を寄せている。
 「駅から多少距離がある物件ですので、事務所や店舗のテナント誘致は苦戦しやすいのは事実です。一方でカルチャースクールなど、周辺住民により密着した営業を望む業態には一定の引き合いがあります。競合物件との差別化という意味においても、今回のLED照明の導入は投資に見合う効果があるものと考えています」(住谷氏)

住谷工機
・改修のポイント
 2階オフィスフロアに設置されていた既存の照明器具24台を、高効率のLED照明器具に更新。40%前後の消費電力削減効果を見込む。
 「空中階の住居フロアについては、オフィスフロアでの実績を考慮しながら共用廊下においてLED照明の導入を検討しています」(住谷氏)

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