不動産トピックス

クローズアップ 遊休地活用編

2018.08.27 23:01

 ビル敷地内にはデッドスペースや駐車場の未活用部分など、意外とある遊休地。その部分にコンテンツを組み込むことができれば、ビルやエリアの活性化、テナント向けの新サービスにつながる。オーナーとして積極的に考えたいところ。

Mellowが新サービス 遊休地活用でワーカーに活力
ビル前にマッサージ店 モビリティで試験運用
 Mellow(東京都渋谷区)は先月23日~31日、「恵比寿プライムスクエアタワー」ビル前広場で「移動型リフレッシュサロン」のトライアル展開を行った。
 同社はモビリティサービスプラットフォームを提供していて、主力はフードトラック・プラットフォームの「TLUNCH」だ。オフィスビルや商業施設、大学キャンパスなどの遊休地で展開していて、足もとで約80カ所、今年中には135スペースへの増加を見込んでいる。
 代表取締役の柏谷泰行氏によれば、「移動型リフレッシュサロン」が実現したことで「ワーカーのストレス軽減はもとより、より働きやすい環境が実現するのでは」と期待を込める。
 実際、トライアルでの反響は「大きかった」(柏谷氏)。ビル近隣でマッサージ店舗などは少ないという。仕事のスキマ時間にオフィスの間近で受けられる利便性が好評を博した。「今回は1週間ほどでしたが、より長い期間で試しながらエリアを広げていきたい」という。
近々ネイルサロンも より働きやすいビルに
 柏谷氏がサービスラインアップとして「有望」と見込んでいるのが「ネイルサロン」だ。
 「女性にとってネイルは、仕事に打ち込むテンションを左右するポイントになります。それでも日々仕事で忙しくするOLはネイルも塗ったままメンテナンスできずに放置することが多いと聞きます。そうするとテンションが下がり、仕事に対するやる気も失われかねない。仕事の合間にネイルのお手入れなどができる環境を整えられる環境は、これまで考えられなかったが、高いニーズがあるのではないでしょうか」
 またラインアップも随時増やしていく予定だ。出店の問い合わせも多く、なかには「移動型のアートスペース」などの提案もあるという。柏谷氏もアイディア段階だが「セレクトショップのモビリティショップも魅力的」と話す。
 「『TLUNCH』がキッチンカーからスタートしたのは、ワーカーにとって楽しみのひとつである昼食が、飲食店などの環境が整っていないために、毎日同じものだったりするなど、ルーティンと化しているのを目の当たりにしてきたからでした。オフィスにいる時間の楽しみを幅広く提供していくことで、よりよい仕事ができる環境の構築に貢献していきたい」(柏谷氏)
 ビル敷地内にある、ちょっとした遊休スペース。様々な有効活用法があるなかで、Mellowのサービスはオフィスワーカーの「あったらいいな」に応えられそうだ。

NTT西日本 空きスペースにシェアサイクル導入
 認定NPO法人Homedoor(大阪市北区)と西日本電信電話(大阪市中央区)関西事業本部は空きスペース有効活用による社貴貢献を目的として、シェアサイクル「HUBchari」のサービスを今月9日よりNTT西日本の3棟のビルにおいて開始した。
 HUBchariとは大阪の2大問題を解決するため、2012年から始まったシェアサイクル。民間企業からの「ノキサキ貢献」を集めてできた拠点のどこで借りても返してもいいシステム。
 NTT西日本では社会貢献活動の一環として、NTT西日本のビルの空きスペースを活用してHUBchariの拠点提供を開始することになった。
 今回の設置によりHUBchariが利用できる総拠点数は37、自転車台数は約200となる。
 今回、サービス開始対象ビルは「NTT西日本高津ビル」、「NTT西日本堀川ビル」、「NTT西日本土佐堀ビル」となっている。


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