不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2018.02.19 16:31

■千葉駅の北口正面に位置する細川ビル。空室期間にリニューアル工事を行い先月終わったとのことで、早速中を見せていただいた。何も置いてない部屋は清潔で広々として窓も広い。ここにテナントが入居すればデスクにPCにキャビネット、とオフィス仕様になるのだろう。オフィスと一言にいうが、レイアウト次第では天国にも地獄にもなる。通路が狭く身を狭くしないとオフィスの中を通れなかったりキャビネットが遠かったり、空調の風が直撃して書類がふわふわ飛んだり、業務の効率が一気に下がるものだ。さてこのフロアには次にどんな会社が入居するのだろう。ビル管理の良さでは定評のある細川ビルだが、それぞれの個室内のレイアウトは個々の会社次第。

■東京駅の正面、丸の内オアゾの丸の内北口ビルディングにマックスパート(東京都港区)が運営する貸会議室「フクラシア」は14階、15階の2フロア。設けられた喫煙室は角部屋に位置し、カウンターや椅子も設置されており、広い窓から丸の内のビル群を見渡す眺めは最高である。真夏だろうが真冬だろうが屋外の喫煙所が居場所という喫煙者もいる昨今、どうしてどうしてここは絶好の専用ルームが用意されているではないか。とはいえ、いくら居心地の良い喫煙ルームが用意されていても健康を考えるなら吸い過ぎにはご注意を。

■JR「千葉」駅付近のビルオーナー「景気がいい話をテレビとかでみると、どこの話?って思うんだよね」という。確かに、取材を重ねるとビルオーナーの景気は様々だ。お話を伺ったオーナーのビルは周辺地域よりは空室率も低いのだが、「もう現状維持でもありがたいのが本音」。確かにその地域の駅前大通りなどは以前に比べて人通りも少なく閑散としているが一方で駅ビルはかなり賑わっている。明るい兆しが地域全体に広がるよう切に望む。

■ホテルのクレームで一番多いのが「暑い」「寒い」など、部屋の温度に関するもの。なんとクレームの8割がその手の苦情だとか。最近は特に、インバウンド(訪日外国人)の増加で外国人からのエアコンの設定に関するクレームも増えているとか。快適な温度というのはまさに個人差があるものだが、ホテルの場合、各個室では調整できないこともある。完璧な「おもてなし」は難しい。

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