不動産トピックス

クローズアップ スマートホーム編

2018.01.29 12:24

 住居向けのIoT製品の普及が加速しており、もはや住環境では身近な存在となった。音声での照明操作やスマートフォンによる家電製品の操作もこれから更に進むであろう。インベスターズクラウドのようにモデルルーム見学に行くだけで事前に把握でき、自宅に導入する前の事前準備もできる。

レオパレス21が取り組むスマートホーム 照明操作が音声で自動的に可能
 レオパレス21(東京都中野区)が物件に導入している「LeoRemocon(レオリモコン)」において、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)」への対応を今月19日より開始した。 
 「LeoRemocon」は、グラモ(東京都豊島区)が開発・提供する「iRemocon(アイリモコン)」をレオパレス21に向けに専用設計した商品。最先端の住居環境を提供するために開発され、同製品を通じて室内の家電操作を行うことができる。今回の「LeoRemocon」が「Amazon Alexa」に対応したことで、入居者が「Amazon Echo(アマゾン エコー)」を購入後に「アレクサ、○○○○」と話しかけるだけで照明の操作が自動で可能となる。なお、今後はエアコンやテレビの操作も可能にする予定。
 レオパレス21の深山英世社長は「『Amazon Echo』対応は、当初照明操作のみとなりますがテレビやエアコンの操作などの機能拡大も実施します。今後は『ごみの日を教えて』などの生活に関する質問や物件の設備に関するトラブルシューティングなど、様々なケースに音声で対応し、入居者の快適な住環境の構築を目指します」と語る。 
 レオパレス21は昨年12月時点で、全国に約57万戸の賃貸アパートを供給しており、そのうち7486戸に「LeoRemocon」を導入している。専用アプリケーション「LeoRemocon アプリ」を利用すると照明やエアコンの操作、「Life Stick(レオパレス21向けのAndroid TV Stick)」の操作が可能である。  
 同社はグラモと協力し、スマートフォンによる家電製品の操作が可能な「LeoRemocon」やスマートロック「Leo Lock」などのスマートホーム環境の提供に努めユーザーの利便性・快適性向上に貢献する姿勢だ。

東急セキュリティ/イッツ・コミュニケーションズIoTを活用した「東急スマートセキュリティ」
   東急セキュリティ(東京都世田谷区)と、イッツ・コミュニケーションズ(東京都世田谷区)は共同事業としてIoTを活用したホームセキュリティ「東急スマートセキュリティ」サービスを東急線沿線を中心としたサービスエリアで実施する。 
 「東急スマートセキュリティ」サービスは、東急セキュリティの安全・安心の警備体制によるホームセキュリティと、イッツコムが提供するインテリジェントホームのIoTプラットフォームによる生活便利機能が組み合わされたサービス。室内に設置したタッチスクリーン(主装置)、ドア・窓センサーまたはモーションセンサーによる24時間365日の警備監視、各機器からの発報に基づく警備員の駆けつけ、スマートフォンからの遠隔操作を基本サービスとした月額利用料3980円からの利用も特長だ。 
 加えて利用者のニーズに合わせて、家族の帰宅や外出時のペットの様子を遠隔で確認できるきるIPカメラ、外出先から施錠確認できるスマートロックも利用できる。 
 東急セキュリティとイッツコムは同サービスの普及・促進に努めて行く。

インベスターズクラウドのモデルルーム 豊島区にオープン 
 アプリではじめるアパート経営「TATERU(タテル)」の開発・運営を行うインベスターズクラウド(東京都港区)は日、賃貸住宅をIoT化する「TATERU kit」を導入した最新のIoTアパートが体験可能なモデルルームを東京都練馬区にオープンした。
 インベスターズクラウドは、入居者の利便性・安全性向上に繋がる「TATERU kit」を導入したIoTアパートの提供を行っている。例えば「TATERU kit」のスマートロックやライトの操作、テレビやエアコン、電動カーテンなどのIoT機器と連携した各種家電の操作が可能である。 
 モデルルームでは、IoTアパートに導入されたそれらIoT製品を体験できる環境を提供するとのこと。

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