不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.08.28 16:54

■日米不動産協力機構(以下、JARECO)は日本大学経済学部中川雅之教授が発起人として2013年2月22日に法人設立登記をした団体。また、全米リアルター協会(以下、NAR)と不動産市場の国際化を促進支援目的として「相互協力・相互サービス提供」をに掛かる協約調印を締結。各国の不動産取引制度、不動産流通システムに関する情報を収集し、学術的な共同研究や不動産流通市場の活性化を目指している。
 その一貫としてJARECOでは不動産関係者向けの講習会も行っている模様。高菱商事(東京都台東区)代表取締役社長の高橋正晃氏もこの講習会に申込。「思い切って受講を決めました」と話す高橋氏。秋頃から受講を開始するという。

■アルティメット総研(東京都新宿区)は運営する部屋探し総合サイト「ウチコミ!」にて一部対応外で運営していた京都府において9月1日より全エリア対応開始すると発表した。昨年11月に関西圏でのサービスを開始してから会員数、成約数ともに大幅に増加し8月20日現在では2万7800人となり、多くの反響を得ている同サービス。今後も更なる対応エリアの充実を目指していく。

■ZENホールディングスのグループ傘下であるユニホー(名古屋市名東区)は、金沢エリアに「オリンピアビル1.」を所有する。稼働率は現在約9割で空室は1フロアのみ。主なテナントは地元企業や東京に本社を持つ企業の支店・営業所が入居している。また1フロアを1テナントで利用できる使い勝手の良さが好まれ、既に入居する企業は長期わたり利用する。
 同ビルの運営・管理を担当する金沢営業所の弥久保千代子氏は「当社は東海エリアや首都圏エリアを中心にマンション・戸建住宅などを対象とした不動産業務を行っています。ビル・マンション・アパート・戸建住宅・店舗などの設計、施工、リフォームや運営・管理の受託、またここ数年は老健施設や駐車場の管理委託にも注力しています。これら不動産全般に関わる業務を行っておりますので、ビルの運営・管理業務も得意としております。そのような実績や知識などが評価され、入居テナント様とは末永くお付き合いしております」と語る。
 「オリンピアビル1.」では近年、5階のトイレ改修や湯沸かし器の更新、ブラインドの交換などを実施。テナントの要望に応えて過ごし易いオフィスづくりを意識している。男女別に分かれていた狭小のトイレブースを1つにまとめてバリアフリー化する、劣化していた床タイルを改修するといった内容だ。これまで以上に快適になったことから、入居テナントからは非常に喜ばれたという。

■パソナグループ(東京都千代田区)が9日、「JOB HUB SQUARE」13階に家畜を飼育する「大手町牧場」を開所した。詳細は既に弊紙で取り上げているが、会見はお世辞抜きの「大盛況」。テレビカメラを含めた報道陣が多数集まる。元政治家の経済学者らしき人物もご来場。子供連れの家族や、小学生から中学生くらいの子供たちが辺り一面に並ぶなど、賑やかなイベントとなった。
 家畜への餌やり体験イベントでの主役になってくれる子供たち。会見中は退屈だったのか、「もう帰る」とぐずってた少年も見られたがご愛敬。

■合法民泊のための行政書士として活動する石井くるみ氏。同氏が行っていた「代行会社アンケート」が7月末に締め切られた。初の試みだけにどのような結果か期待も高い。だが8月初旬に石井氏に進捗を聞くと「うーん」と渋い。
 「実は事務所移転を行います。これまではレンタルオフィスでしたが、次は落ち着いて業務を行えると思います。今その引っ越し作業でバタバタしてて、アンケートの方が……」 
 そのように話していた石井氏だが、つい先頃「アンケートについてお話する手はずが整いました」との一報を受けた。「オフィス移転についてもお聞きしたい」と言うと「あまり面白い話はないですよ」とのことだったが、さてどうだろうか。民泊アンケート、石井くるみ先生の事務所移転話、いずれ弊紙で取り上げていきたい。

■鉄鋼ビルディング(東京都千代田区)は、今月23日・24日の2日間にわたり、千代田区丸の内の「〓鋼ビルディング」内に設けられたカンファレンスルームの内覧会を行った。
 旧「鉄鋼ビルディング」は1951年に戦後初の高層ビルとして誕生。JR「東京」駅前という立地から、首都・東京を代表するオフィスビルの一つとして親しまれてきた。現在の新「〓鋼ビルディング」は昨年2月にグランドオープンを果たし、オフィスのほかサービスアパートメント、空港リムジンバスの発着場など、様々な機能を集約した大規模複合ビルとなっている。その中で「〓鋼カンファレンスルーム」は6部屋で構成される貸会議室で、各部屋を仕切るパーティションを収納すれば、スクール形式で最大300名まで収容可能な大型会議室の設営も可能となっている。また、ケータリングの提携会社も豊富で、和食からイタリアン・中華など、多種多様なメニューから選択することができる。内覧会当日は、アンケートに回答した来場者に貸会議室の利用時に使用できる割引クーポン券を進呈。会議室の予約システムへの新規登録を行った来場者にはモバイルバッテリーがプレゼントされた。遠方からの参加者もアクセスしやすい「東京」駅前でのセミナーや会議などの会場として、検討してみてはいかがだろうか。

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