不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.06.12 17:21

■コロナ(新潟県三条市)と京セラ(京都府京都市)はコロナ製自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯器「コロナエコキュート(2017年モデル)」と京セラ製住宅用太陽光発電システム及び新型HEMS「ナビフィッツ」を組み合わせたシステムが「平成29年度デマンドサイドマネジメント表彰 一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター新興賞」を受賞した。
 同製品はコロナ製エコキュートと「ナビフィッツ」から構成され、エコキュートでお湯を沸かす「沸き上げ運転」に太陽光発電の余剰電力を活用することをコンセプトに開発したシステム。太陽光発電の余剰電力を「売る」から「自家消費する」への市場の変化に対応するとともに太陽光発電を最大限に活用することで電力負荷の平準化に貢献。今回の受賞は売電を前提とせずに太陽光発電の余剰電力を積極的に活用するシステムであることが高く評価された。

■ヒロセ企画(東京都新宿区)が所有する「クリスタルベスルビル」は小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅から徒歩3分に立地し、屋上部分を利用した屋上バーベキューが地元住民を中心に好評を得ている。
 春から秋にかけて実施される屋上バーベキューやビアガーデンは、周辺施設で利用できる場所も少ないことから週末や祝日を中心に利用されている。利用者は地元住民に限らず、大学のサークルや子供会、会社の打ち上げなど利用シーンは様々。また手ぶらでバーベキューができる環境も整っているので、事前準備も必要ないことが利用者の促進に繋がっている。
 「クリスタルベスルビル」を所有する代表取締役の廣瀨喜一郎氏は「『下北沢』駅の乗降者の多くが若年層を中心としており、主に駅南口に立地する『本多劇場』などの劇場やライブハウスの利用が多く見られます。しかし駅近くには住宅地もあり、地元住民も気軽に利用できるアットホームな街と思えます。そのような地域だからこそ、屋上バーベキューの用が多いのではないでしょうか」と語る。

■大塚エリアの中古マンション市場を見て「こんなに高騰しているのか」と驚いているのは不動産売買仲介を手がけるオールグリーン(東京都豊島区)代表取締役、新谷加生氏。これまでは池袋エリアの高層マンションでも「中古価格で坪250万円程度だったのに、大塚エリアで坪300万円以上は明らかに高い」との感想。居住エリアとして人気が高まっている証拠だろうか。
 「不動産価格が上昇しており、その流れで高値で売却しようと考える方が多いのでは」(新谷氏)
 実勢価格とかけ離れた額面のみの活況。果たして買い手はいるのだろうか。

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