不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.03.06 14:36

■東京電力エナジーパートナー(東京都港区)は今月1日に4月から始まる「ガス小売全面自由化」に向けて、ガスの自由化に関する制度の概要や今後の取り組みについての説明するセミナーを開催した。
 同社はガス事業拡大するにあたり日本瓦斯(東京都渋谷区、ニチガス)へ下ろし供給を行う基本契約を昨年末に締結し、50万軒相当の顧客販売を目指し、平成31年には100万軒を目標と発表した。
 常務取締役の佐藤美智夫氏は「7月から行うのはシステムをしっかりと構築し万全を期した状態で行うためです。今後は単なるガスの供給会社ではなく、エネルギーサービス供給会社として付加価値をつけたサービスを提供していきたいです」と意気込みを語った。

■アメリカで開発された新素材「ポリウレアス」を用いた防水システムを日本で販売しているライノジャパン(東京都新宿区)。会社を設立した平成27年当時の社名は「東京ライノ」だった。昨年社名を変更したが、実は同社が扱う防水工法は旧社名時代に地上波TV番組に取り上げられたばかり。番組放送後には自社サイトにアクセスが集中し、サーバーが落ちたほどの反響があったそうだ。知名度が急上昇したにも関わらず、なぜ社名を変更することにしたのか。代表取締役の緒方修一氏は「アメリカ本社からの意向で『東京』に限定せず『ジャパンブランド』を確立することが目的」と説明する。アメリカ本社の狙いは成長著しいアジア市場への参入だ。その際「高品質」が売りの「ジャパンブランド」でないと普及するのが難しいと考えたそうだ。日本だけでなく、アジア各地を席巻する。そんな壮大な狙いが社名変更に込められているのだ。

■設立わずか2年目で東京・銀座に70坪のオフィスを構えることになったのは企業のPR動画・映像を制作するプルークス(東京都中央区)。代表取締役社長の皆木研二社長は若干29歳だが、「社会人になって1年単位でオフィス移転を経験している」という。
 「オフィスが移転すると環境が変わり、成長を実感できる」(皆木氏)
 映像制作という「創造性」が試される職業柄、定期的な移転は必要不可欠のようだ。今回も入居期間は短めか?

■SQUEEZEでは日本初のスマートキーボックスとして「igloohome」を展開している。特許申請中の独自技術によりインターネット接続がなくても操作が可能であり、Airbnbの公式パートナーにもなっている。代表取締役の館林真一氏によれば「民泊を対象にしていたのですが、現在賃貸管理会社など様々な不動産で応用できる可能性が出ています」とのこと。当初の想定だった民泊を超えて、様々な場所で見かける機会に恵まれそうだ。

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