不動産トピックス

今週の一冊

2011.10.24 11:55

国税OBが相続税のイロハを解説

税金対策以前の相続の常識
著者:河西 哲也
出版:講談社
発行:平成23年8月25日
価格:1300円(税別)

 ビルオーナーが保有している資産の総額は、一般企業に勤務しているサラリーマンと比較すると当然ながら多い。従って、相続税の納税額も多い。また、株券や現金と違い土地や建物といった不動産はきれいに分割するのが難しいことから、相続時のトラブルも多い。
 本書は「税金対策以前の相続の常識」と題して、トラブルの元となる相続税をクローズアップしている。本書の著者はさくら税務実務研究所所長である河西哲也氏。同氏は国税出身であり、税務に関してはプロ中のプロである。本書においては、国税局のOBであるからこその専門的な知識と蓄積されたノウハウが活用されており、相続税の素朴な疑問から相続税改正により何を注意すべきかという点まで、イラストとともに分かりやすく解説している。

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