不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2010.09.20 16:44

日立コンシューマエレクトロニクス 3000ルーメンの明るさ確保する小型プロジェクター
 日立コンシューマエレクトロニクス(東京都千代田区)は27日より、ビジネスや教育の現場で活用できる、明るさ3000ルーメン・小型軽量タイプの超短投写距離液晶プロジェクター「CP-D30NJ」を発売する。
 日立グループでは1990年代前半より、球面ガラスレンズと非球面プラスチックレンズを併用した短投写光学系の開発を開始。リアプロジェクションテレビや液晶プロジェクターに適用し、セット本体の小型化・設置場所の省スペース化を実現してきた。平成20年1月には独自に開発した「自由曲面レンズ・ミラー」を世界で初めてプロジェクターに適用し、セット本体の小型化・設置場所の省スペース化を実現してきた。平成20年1月には独自に開発した「自由曲面レンズ・ミラー」を世界で初めてプロジェクターの投写光学系に採用した「CP-A100J」を発売し、以来、長短投写距離液晶プロジェクターという新しい市場をリードしている。
 今年7月には、ハーフカットレンズを採用したことで小型軽量の超短投写を実現した2700ルーメンのモデル「CP-D20J」を発表したが、今回さらに明るい3000ルーメンの同製品を追加。ラインアップの拡充を図る。  同製品は3000ルーメンの明るさで、教室や会議室でも鮮明な大画面投写を実現する。また、大音量10W高出力スピーカーを内蔵しているため、外付けのスピーカーを用意する必要がなく、迫力ある音声再生が可能となり、後ろの席からでも鮮明に音声を聞き取ることができる。
 さらに有線LANを搭載し、ネットワーク経由でプロジェクターの制御や状態監視が可能で、複数台のプロジェクターも一台のパソコンで一括管理することができる。
 価格はオープン価格で、同社では月産台数200台を見込んでいる。

ABC商会 40年の歴史持つ人工大理石 デザインの幅広げる新製品登場
 エービーシー商会(東京都千代田区)では、米国・デュポン社のてがける人工大理石「コーリアン」の表面に特殊加工を施した新たなテクスチャー(表面の質感・肌触り)をもつ人工大理石「ラピード レリファン」の発売を開始した。
 「コーリアン」は1965年に米国で生まれ、それまで木や金属、タイル、天然石などに限られていた建築・インテリア分野の新素材として、世界中で大きな反響を集め、クリエイターやユーザーからの支持を得続けてきた。それから約40年、現在では世界約130カ国の公共施設や商業施設、オフィス、住宅などの多彩なシーンで使用されている。
 新製品の表面加工は流れるよう「ウェーブ」と、伝統的な市松模様をあらわした「チェスの2種類を用意。カラーはグレイシアホワイト、カメオホワイト、ノクターンの3種類がラインアップされている。1万あたりの参考材料設計価格は「ウェーブ」が9万3100円、「チェス」が10万2300円である。

文化シヤッター 高い気密性有する高速コンパクトシャッター パイプレス構造で安全性を確保
 文化シヤッター(東京都文京区)は、厳しい衛生管理や空調管理が求められる屋内開口部に適した、高速コンパクトシートシャッター「エア・キーパー大間迅(だいまじん)ピコモ)を10月1日より発売する。
 平成11年に発売を開始した「エア・キーパー大間迅」は、カーテンが柔軟なシート製の高速シートシャッターである。シートとレールがジッパーで結合されているため気密性が高く、高速開閉を実現していることや、シート部がパイプレス構造のため接触時も衝撃が少なく高い安全性を確保していることが特徴となっている。
 今回発売開始となる同製品は、シリーズの特徴である高気密性・高速開閉・高い安全性の基本性能はそのままに、小間口の開口部を最大限に活用できるよう、コンパクトな納まりを追求した省スペース設計の高速シートシャッターとなっている。デザイン面においては、押しボタンや障害物感知センサーをガイドレールの中に、制御盤や起動用センサーをケース内に収納したビルトイン設計にしたことで、人や物の衝突を防ぐほか、ほこりなどがたまりにくくなっている。
 製品の開口幅は600㎜~1800㎜。高さは600㎜~2100㎜となっており、開口幅1000㎜×高さ1800㎜のスタンダードセットの場合、価格は72万1000円となっている。

 富士通ゼネラル 欧州向けヒートポンプ式温水暖房機に新製品 外気温マイナス20℃でも60℃の温水を供給
 富士通ゼネラル(川崎市高津区)では平成21年3月より欧州においてヒートポンプ式温水暖房機市場に参入しているが、さらなるビジネスの強化を図るため、外気温マイナス25℃時での暖房性能を他カメラ「WATERSTAGE」の新機種を開発。ラインアップを拡充した。今回の低外気温対応タイプは10月上旬より販売が開始される。
 温水暖房機は、熱源機で暖められた温水を建物の壁や床に配したパイプに通すことで、室内を温める暖房機である。欧州ではガスや灯油を燃焼させて温水を作り出す方式が一般的であるが、地球温暖化抑制の先端技術として、エネルギー変換効率が高く二酸化炭素を排出しないヒートポンプ式に注目が集まっている。しかしながら、従来のヒートポンプ式温水暖房機には、低外気温下で高い温水温度を保つことができず、暖房能力が低下するという課題があった。
 今回同社が発売する低外気温対応タイプは、冷媒で圧縮機を直接冷却する「リニア制御インジェクション冷凍サイクル」を採用しており、外気温マイナス20℃では60℃の温水を、マイナス25℃においても50℃の温水を作り出すことが可能になっている。さらに、ヒートポンプ式温水暖房機の運転特性に合わせて冷凍サイクルを最適化する「ハイレスポンス制御」により、省エネ性能を向上させ、業界トップクラスのCOP4・40を達成している。
 同社は今回の新製品をラインアップに加えることで、欧州各国における空調機ビジネスの拡大を目指すとしている。

 東邦レオ パレットの飛散を防止する屋上緑化システムを開発
 東邦レオ (大阪市中央区)では、自着式耐根シートを標準仕様にした屋上緑化工法「S-パレットシステム」の販売を行っている。
 同システムは低コスト・省メンテナンスに加えて「負圧対策」などの安全性に着目して開発された、セダムの薄層緑化システムである。パレットの底面は負圧による飛散を防止するために、ブチルテープによる固定が施されており、同社が行った接着強度を確認する試験の結果では、パネルが飛散しない十分な強度を有していることが証明されている。また、同社では1年間の「枯れ保証」を全ての地域で適用しているが、今回は首都圏や京阪神など一部の地域において、初年度のメンテナンス無料サービスも実施している。
 パネルは500㎜正方で高さは75㎜。有機入り軽量人工土壌を用いるため、荷重は40kg/㎡以下と非常に軽量で、自動かん水システムも標準装備されている。設置する場所に応じて同システムは「陸屋根タイプ」、「折板屋根タイプ」の2種類が用意されており、植物は砂漠や岩の上など水分の少ない環境に合わせて進化した多肉植物の一種であるメキシコマンネングサを栽培する。
 同システムの参考設計価格は1㎡あたり1万4500円からとなっている。

アキュ・デーコム パッケージ式ネットワーク監視システム 台湾・プラステック社の高機能サーバー仕様
 アキュ・デーコム(東京都台東区)は、アクシスコミュニケーションズ(東京都新宿区)と共同で、ネットワーク映像監視ソリューションに対応する、エントリーモデルのパッケージを開発。「アキュ・デーコム ビデオソリューションパッケージ」として7日より販売を開始した。カメラ2台を含む基本構成のハードウェア価格は14万8000円となっている。
 パッケージには監視用ビデオレコーダー(NVR)として、車載用および小型監視ソリューション用NVRでは欧米で実績のある、台湾・プラステック社の高機能サーバーを使用。カメラはネットワークカメラで世界市場トップシェアを持つアクシスコミュニケーションズの小型軽量カメラを採用している。また、各種初期設定は電源をオンにすることで直ちに使用できるように出荷時点で調整済みとなっており、カメラとレコーダーはLANケーブル1本のみで簡単に接続が可能である。さらに、ネットワークカメラソリューションであるため、インターネット経由で自宅のカメラ映像を会社のパソコンで簡単に確認することもできる。動体検知機能の活用により、異常発生時に携帯電話などへメールを発信することも可能となっている。

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