不動産トピックス

東京ガス 次世代エネルギー・社会システムの実証開始 業務用ビルにおいても積極的な取り組みを実施

2010.08.23 17:07

 東京ガス(東京都港区)は、横浜市および民間企業7社が事業主体となり今年度から5年間の実証を行うプロジェクト「横浜スマートシティプロジェクト」において、再生可能なエネルギーおよび未利用エネルギーの大幅導入を行いながら、地域単位での熱・電気エネルギーの最適化・安定供給を図る次世代のエネルギー・社会システムの実現に向けた実証実験を開始する。同プロジェクトは経済産業省が全国の4地域で推進する「次世代エネルギー・社会システム実証」の一つであり、11日に横浜市が経済産業省に計画書(マスタープラン)を提出している。
 同社では横浜市磯子区に地上4階建ての集合住宅を建設し、「再生可能エネルギー、家庭用燃料電池などを活用した熱と電力の管理手法の確立」、「居住者の行動変化を促す手法などの検証」を実施する。
 また、業務用のビル等で、太陽熱を給湯や空調に利用するなど、再生可能エネルギーの導入を進めるとともに、最適なエネルギー制御による安定的で効率的なエネルギー管理システムの確立を目指す。具体的には、2030年に一時エネルギー使用量を実質ゼロにすることを目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」を、同社保有の「港北ニュータウンビル」において実証すると共に、横浜市内の福祉施設などへの太陽熱集熱装置の導入の技術支援を積極的に行うとしている。

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