不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2010.04.12 16:39

積水ハウス 国内初の次世代ゼロエミッションシステムを達成
 積水ハウス(大阪市北区)は、日本国内で初めてとなる「ICタグ」を活用した次世代型ゼロエミッションシステムの全国展開を平成22年11月末までに達成する。
 同社は平成16年に廃棄物処理法の特例制度である「広域認定」を建設業界で初めて取得。この「広域認定」により、廃棄物の回収から再資源化までを一貫して自社グループで分別・管理する体制を構築し、マテリアルリサイクル率の向上に努めていく。その結果として平成14年の生産工場でのゼロエミッションに続き、平成17年に新築施工現場、平成18年にアフターメンテナンス、平成19年にリフォーム施工現場におけるゼロエミッションを達成してきた。
 さらに平成19年1月からは施工現場で27種類に分別された建築廃棄物の回収袋に「ICタグ」を貼付し、廃棄物の種別と発生量の精緻なデータ集計と分析を可能にする本システムを国土交通省の助成事業として全国22の支店で試験的に展開している。今般、一部、環境省の助成を受けて本システムを全国展開するための体制を整え、本格運用を開始するものである。
 本システムは、住宅の各施工現場で分別された27種類の廃棄物の種別と発生量、排出時の状況について「ICタグ」を活用したIT技術を用いて、より正確に把握し、集計したデータを1棟ごとに分析・評価できる。これらの結果を開発・設計部門、生産部門、施工現場などへフィードバックすることで、廃棄物の削減とより有効な資源の活用を実現し、環境負荷の低減とコストダウン、廃棄物のトレーサビリティのさらなる強化につなげていく。
 なお、本システムの導入により平成22年度は住宅の施工現場で発生する廃棄物発生量について前年度比10%削減を目指している。

コミー L字路での衝突防止用ミラーを販売
 コミー(埼玉県川口市)は、L字専用気くばりミラー「ラミコーナー」を5月下旬より発売する。
 L字専用「ラミコーナー」は、T字路用のハーフドーム型「ラミ」と十字路専用の「ラミドーム」(ドーム型)のシリーズとして製作。グッドデザイン賞を受賞した「ラミ」「ラミドーム」と同様、壁から浮かすことで意匠性の高い、ユニークなシルエットが特長的である。
 また「ラミコーナー」は同社の商品ラインナップ「Less is Moreシリーズ」の「シンプルなフォルム」「超軽量で柔らかく安全」という特長を生かし、取付金具に掛けるだけで簡単に設置が可能な商品となっている。  「Less is Moreシリーズ」全てに共通の特徴であるが、同シリーズの製品は、高級アクリル製の「割れにくく柔らかい鏡」であり、5メートルの高さから落としてもヒビが入らず、また折り曲げても割れない仕様となっており、掃除にも都合がよい。
 オフィス、学校、病院、公共施設などのあらゆるL字路の廊下や階段での衝突防止に効果が期待できる。
 同社の商品のほとんどがロングセラー、ロングライフの商品であるとのことで、アクリルミラーは、割れにくく丈夫だが、万一、利用者のミスで破損した場合でも無料交換をしているという。例えば「10年前に購入したもので、今回移設する時に落として割れてしまった」といった場合でも、送料だけを使用者が負担すれば、コミーは無料で商品を交換することが可能であるとの事である。

エービーシー商会 繊細なパンチングの軽快さ持つ外装ルーバー 約2.9kgの軽量・高強度が特長 信頼性の高いボルト固定方式採用
 エービーシー商会(東京都千代田区)では、外部階段や窓回りなどの目隠しフェンスとして使用される、極薄アルミ板と繊細なパンチングの軽快さを持つフォーミングアルミ製外装ルーバー「アルウィトラ・ドットライン」を新発売している。
 軽量・高強度が特長で、製品重量は約2・9kg/㎡と極めて軽量。
 独特な深折形状による高い断面強度と高強度材を使用する事によって、高スパンでの支持固定が可能になっている。現場での施工性にすぐれ、建物への荷重負荷も軽減される。
 同製品は、厚さ0・8mmのアルミパンチング薄板をロールフォーミングにより立体成形したもので、形状は直径6mmという極細なパンチング(孔)加工を施した棒状となっている。
 新しいルーバー表現で、見付幅30mm出幅75mmの三面方形をもっている。その形状から、特徴的なルーバーラインをローコストで提案できる。
 信頼性の高いボルト固定方法を採用し安全性も確保されている。
 シルバーと、MTホワイトの2色が用意され、製品材料費は、有孔タイプ(品番DLー3075P)2万6700円/㎡で、無孔タイプ(品番DLー3075N)が、2万3500円/㎡である。
 パネル標準施工価格は8000円/㎡となっている(下地胴縁の材料や施工価格は含まない)。

タジマ 国内唯一の単層ホモジニアスビニル床タイル
 床づくりの専門メーカータジマ(東京都足立区)は、商業施設、病院、公共施設向け床材として、国内唯一となる単層ホモジニアスビニル床タイル「モノシュタイン」を、4月1日より新しく発売している。
 「モノシュタイン」の特徴はデザイン性の高さにあり、天然石をモチーフにしている。従来のコンポジションビニル床タイルやフィルムラミネートタイルでは表現出来ない透明感を表現している。ホモジニアス配合のため機能性も高く、施工後の下地クラック発生による割れが生じにくい他、耐摩耗性もコンポジションビニル床タイルに比べて優れている。耐久性が高く美的空間が長持ちする。また全層均一でホモジニアス配合のビニル床タイルなのでコンポジションビニル床タイルと比べても摩耗量が少なく耐摩耗性に優れている。価格は4800円/m2(工事費別)。10色を展開している。タジマは日本で初めてPタイルを開発した床づくりの専門メーカー。昭和27年、三星アスファルトタイル株式会社として発足し、昭和61年にはCIを導入、株式会社タジマへと社名を一新した。業界のリーディングカンパニーとして、床仕上げの専門家集団の持つ技術とノウハウを生かした床作りを展開している。

YKKAP ビル用システムウィンドウ発表 軽快で使いやすい機能が特長
 YKK AP(東京都千代田区)は、ビル用システムウインドウ「SYSTEMA 720」を発売する。
 「SYSTEMA」シリーズは、すっきりとした意匠を提案する「軽快」と使いやすさやわかりやすい機能を提案する「明快」のコンセプトを盛り込んだ商品で、「SYSTEMA 720」は中間空気層12mmの複層ガラスに対応し、大きなガラス面を構成しながらも開口部の熱負荷軽減に貢献。省エネに配慮した商品である。
フィン一体形状による彫の深い外装表現も特長で、高い強度を持った縦枠形状が中高層建築においても透明感、開放感のある外観ファサードを可能にしている。
 また、SYSTEMA720は高い強度を持った縦枠形状であるが、大開口対応で透明感・開放感が演出されていることも特長である。
 その他、FIX窓と可動窓の見付寸法を統一させることで全ての窓種が同じデザインとなり、バランスのとれた外観ファサードを構成していることや、室内側での安全な換気と、非常用進入口の両立を実現し(特許出願済)安全性と機能性を両立させていることなど特長は様々ある。
 平成22年4月15日より全国で販売を開始し、1億円以上の売り上げ目標をたてているという。

新日軽 屋外で充電可能な充電ボックスを開発
 新日軽(東京都江東区)は、昨年・平成21年11月に発表した電気自動車やシニアカー向けのコンセントボックス、「Charry(チャーリー)」の第2弾として屋外で電動アシスト自転車のバッテリーが充電できる充電ボックスを平成22年5月6日より発売する。
 年間約30万台以上販売されている電動アシスト自転車は老若男女を問わず、今後も多くの需要が見込めるが、同社では、より便利に使用できるよう、バッテリーを屋内に持ち込まずに、屋外の駐輪スペースのそばで充電ができる商品を開発した。都市部の街並みに良く合うスマートなデザインを持つ同製品は、電気自動車用200Vだけでなく家庭用電源100Vにも対応し、充電ボックスに電動アシスト自転車の充電器をセットすることで屋内に持ち運ぶことなくバッテリーの充電ができるということであるが、また、電動自動車やシニアカーの充電も可能なコンセントも付いている。
 本体価格は25万8500円から。平成22年5月6日に全国で発売開始となる。

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