不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2009.12.14 16:28

ウィルクハーン・ジャパン 人間工学・運動学を取り入れた次世代チェア コンセプトは”自由に座る”前後左右への動きが可能
 ドイツ家具メーカー、ウィルクハーンの日本総輸入販売元であるウィルクハーン・ジャパン(東京都港区)は、「自由に座る」をコンセプトに開発された次世代チェア「ON/オン」を発表。平成22年4月より発売を開始する。
 同製品は、人間工学に運動学を取り入れ、座面と背もたれの前後方向の動きに左右方向の動きを組み込んだ三次元シンクロメカニズム「トリメンションTM」を採用。座面と背もたれを2つの個々に独立して動くスイングプレートで結合、前後左右の動きを連動させ回転運動を実現することによって、人間の関節のような柔軟な動きを可能にした。腰、大腿部の自然な動きにこのメカに済みは追随するため、背中を曲げたり伸ばしたりする動きと腰の三次元的で柔軟な動きが連動し、筋肉の動きが促進される。また、身体の動きの重心は常に椅子の回転軸の中心にとどまり、どのような姿勢をとっても安心感のある完全なバランスを保つことができるという。
 製品のバリエーションは、3タイプのバックレスト(ミドルバック、ハイバック、ハイバックヘッドレスト付)、3タイプのアームレスト(ハード、ソフト、レザー巻き)、3タイプの張り方(ファイバーフレックス張り/ブラック、布張り、布張り/レザー張り厚手クッションタイプ)からそれぞれ選択可能で、全27タイプ。
 価格は10万2900円(税込)から。
 12月3日、新宿にて開催された、ヨーロッパブランド10社による家具の展示会「The Day」では、同製品の展示も行われた。
 営業部パートナービジネス主任の物井氏は、「このチェアは体への負荷が少なく、長時間座っていても疲れにくいように設計されています。そのため、オフィスでは仕事に集中して、効率的に働くことができます」と語った。

シャープ デジタルサイネージ用インフォメーションディスプレイ フルスペックハイビジョンを採用
 シャープ(大阪市阿倍野区)は、狭額縁の新しいデザインの、デジタルサイネージ(電子看板)用インフォメーションディスプレイ4機種の発売を開始する
 同機種は、フレームの狭額縁化と、高級感のあるヘアライン加工により、スタイリッシュなデザインに仕上げ、ファンレス設計で24時間連続稼働が可能。業務用ディスプレイに必要な耐久性を備え、画面サイズは60V型(PN-E601)、52V型(PN-E471)、42V型(PN-E421)を揃えた。
 PN-E601とPN-E521は、最新鋭の液晶技術「UV2A技術」を採用した、液晶パネルを搭載したことにより、高画質表示と低消費電力を同時に実現している。
 また、全サイズでフルスペックハイビジョン(水平1920×垂直1080画素)を実現し、本体背面にはスピーカーを内蔵した(10W+10W)。
 さらに、PC画面とAV画面を同時に表示できる「ピクチャー・イン・ピクチャー機能」、「ピクチャー・バイ・ピクチャー機能」も搭載されている。
 発売日はPN-E601が12月22日から。他3機種は平成22年1月25日から。
 希望小売価格はいずれの型もオープン価格。

三協立山アルミ 建築基準法に適合したアルミ製通路シェルター アール形状の屋根がスタイリッシュな空間を演出
 三協立山アルミ(富山県高岡市)は、建築基準法に適合した、アルミ構造の、パブリックスペース向け通路シェルター「ファインロードS」を発売した。
 同製品の耐風圧力は830N/㎡(基準風速Vo=34m/s相当)。積雪荷重は600N/㎡(積雪約20cm相当)
 本体色は、シンプルでモダンな建物外観や都市景観とスマートに調和する、サンシルバー、アーバングレー、ダークブロンズ、ホワイトの全4色で展開し、細部までこだわったアール形状の屋根がスタイリッシュなパブリック空間を演出する。
 高さ寸法は2100mm、2500mm、3000mmの3タイプの企画サイズを設定しており、高低差のある場所への設置も可能。柱位置の自由度が高い「柱位置自在仕様」や、大型車両の通過が可能な「緊急車両通過仕様」など、さまざまな設置条件にフレキシブルに対応できる。
 奥行は2400mm、3200mm、4000mmの3タイプで、間口は1300mmから3000mmまでの6タイプ。

三菱重工 寒冷地仕様のインバーターマルチエアコン 低外気温時の暖房能力や暖房立ち上がりに優れる
 三菱重工(横浜市西区)は、ビル空調用インバーターマルチエアコン「ハイパーマルチLX」シリーズに新たに寒冷地専用機「暖ガンHyper Multi」を加えた製品の受注を開始した。
 ハイパーマルチLXが達成した業界最高水準の高COP(成績係数)や、コンパクト設計を継承しつつ、寒冷地向け仕様に仕上げた高性能機で、低外気温時の暖房能力や暖房立ち上がり性能に優れるほか、デフロスト(除霜)性能でも威力を発揮する。
 6馬力(FDCKP1603HLXYA)、8馬力(FDCKP2243HLXYA)、10馬力(FDCKP2803HLXYA)の3機種のうち、8馬力と10馬力は独自の3Dsukuro-ru コンプレッサーの搭載による大容量化と熱交換器の最適化による高性能化を実現。また、6馬力においても標準機に対し、コンプレッサーの大容量化や熱交換器の大型かなどをはかることで低外気温時の暖房能力アップを実現した。
 3Dスクロールコンプレッサーの搭載(8、10馬力)や、横吹き室外ユニットの採用などにより据着け面積を大きく削減するコンパクト化を実現。さらに周(横)方向だけでなく、軸(高さ)方向にも圧縮することから、寒冷地で発生しやすい高圧縮比運転において高効率な運転を可能とした。

朝日電器 落雷から電気機器を守るサージタップ
 朝日電器(大阪府大東市)は、コンセントからの分岐に幅広く使え、手軽に雷対策を行うことができる、「耐雷サージタップ」シリーズ5アイテムの販売を開始した。
 雷が落ちると、瞬間的に3000~4500Vもの高電圧が流れ、「直撃雷」や、近くで落ちなくても「誘導雷」が、電力線や電話線を通って家庭やオフィスの電源ラインに侵入。接続している機器にダメージを与え、主な被害としてはz、サーバーのダウンや、通信機器の故障、電話・パソコンの使用不可などが考えられる。
 この耐雷サージ付タップ設置しておけば、内蔵されている低減素子(バリスタ)が作動し、雷及び開閉サージを低減し、接続されている電気機器を守ることができるという。
 「耐雷サージタップ」シリーズには、熱に強いユリア樹脂を本体に採用し、使う機器や場所に合わせて5アイテムをラインアップ。耐雷サージ機能が作動中に点灯する”耐雷サージ表示LED”を搭載し、定格容量も合計1500Wに設定。また”耐トラッキングカバー”でトラッキング火災も予防することができる。
 商品ラインアップは3個口の「A-300SB(W)耐雷サージトリプルタップ」、「A-360SB(W)耐雷サージコーナータップ」、「A-350SB(W)耐雷サージフロントタップ」と、1個口の「A-S100B(W)耐雷サージ節電アダプター」、2個口「A-S200B(W)耐雷サージ節電アダプター」で、価格はいずれもオープン価格。

日立製作所 「快適性」「安全性」「環境」を配慮 乗車時間と待ち時間を短縮する可変速ドライブシステムを装備
 日立製作所(東京都千代田区)は、快適性・安全性の工場と環境への配慮を目的に、標準型エレベーター「アーバンエース」に乗車時間と待ち時間を短縮する「可変速ドライブシステム」を新たに標準装備。さらに、ひもの挟まれ検出機能やLED天井照明をラインアップに追加したモデルの販売を開始した。
 可変速ドライブシステムとは、乗りかご内の乗車率を検知して、乗りかごとつり合い、重りのバランスがとれて巻上機にかかる負荷が小さい場合に、巻上機の能力を有効活用することによって、定格速度以上の速度でエレベーターを運転するというもの(ただし、定格速度105m/分のきしゅについては適用外)。このシステムの導入により、定格速度での運転と比べて、乗車時間と待ち時間を短縮することが可能となった。
 また、乗りかご内に、乗り降りする人を検知するマルチビームドアセンサーに加えて、エレベーター戸の先端部に感圧センサーを用いたラインキャッチセンサーも設置。このラインキャッチセンサーにより、ペット用のリードや掃除機のコードなど、太さ3mm以上のひも状のものが戸に挟まれていることを感知した場合、再び戸が開く。さらに、ひも状のものが床に這っている場合でも、戸の下端部にすくい上げ部を設置し、戸が閉まったときにひも状のものをラインキャッチセンサーへ誘導する構造としたことで、検知することが可能となる(有償付加仕様)。

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