不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2009.10.05 10:29

キャノンミニドーム型ネットワークカメラ発売 衝撃に強く屋外設置に最適
 キャノン(東京都大田区)は、衝撃に強い素材と衝撃を緩和する機構を採用した定点モニタリング用のミニドーム型ネットワークカメラ「キヤノン ネットワークカメラ VB-C500VD」を10月上旬から発売する。
 「VB-C500VD」は、衝撃に強い素材と衝撃を緩和する独自の機構を採用することで、いたずらや予期せぬ事故などによって破損する可能性を低減させたネットワークカメラである。
 外装に耐衝撃性に優れたポリカーボネイト樹脂とアルミ合金を採用するとともに、強い衝撃を受けた際の内部への衝撃を緩和する4つのバネを用いた独自の可動式カメラ支持機構を搭載。
 また、水平画角82度の広角レンズは工学2・4倍のバリフォーカルタイプで、設置の際に使用環境に合わせて画角やフォーカスを調整可能。これらの特長により、被写体がカメラに近く、いたずらをされる危険性があるエレベーターホールやATMのほか、ボールが当たる可能性のある体育館など、幅広い設置環境に対応できる。
 機能面では、640×480画素のJPEGとMPEG-4の映像を、30フレーム/秒で同時に配信することが可能である。また、F1・1~1・4の大口径レンズや高感度CCD、先進のデジタルナイトモードの搭載により、0・2ルクスのカラー撮影と0・1ルクスの白黒撮影を可能にするなど、低照度での撮影にも威力を発揮する。価格は12万8000円(税別)。

ダイキン工業 1年間を通してウイルス対策可 ストリーマ放電で高速除菌
 ダイキン工業(大阪市北区)は、店舗・オフィスエアコンスカイエア「ZEAS(ジアス)-Q」の室内機3タイプに酸化分解力を持つ同社独自の「光速ストリーマ」技術を搭載し、ウイルスや菌など分解・除去する。『高速ストリーマZEAS-Q』シリーズを発売する。
 『高速ストリーマZEAS-Q』シリーズは「天井埋込カセット形ラウンドフロータイプ」、「天井吊形」および「天井埋込ダクト形」の3タイプ58機種で、今回の発売により、同社のビル用マルチ『Ve-up』シリーズの室内機にも『光速ストリーマ除菌ユニット』の接続が可能となった。
 『高速ストリーマZEAS-Q』の特徴は、室内機に搭載した「光速ストリーマユニット」の静電フィルターで集塵したウイルスや菌に高速ストリーマ放電をさせることで、現行のストリーマ脱臭ユニットに比べ4倍のスピードである1時間で分解・除去を実現する。また、空間に浮遊するカビ菌については35分で除去可能としている。
 また、室内機は3シリーズから選べるため、オフィスから店舗、病院および学校など幅広い用途に対応可能。
 エアコンの室内機に組み込むタイプなので、省スペース化も図ることができる。
 さらに、冷暖房運転時のみならず、送風運転時でも「光速ストリーマ」が運転するため、春・秋期でも除菌単独運転が可能。これにより、1年間を通じたウイルス対策にも有効である。

日立国際電気 高画質・高機能のセキュリティカメラ 高圧縮で長時間録画実現
 日立国際電気(東京都千代田区)は、次世代ネットワーク型監視カメラシステムの新シリーズネットワークカメラ「KP-IP1000」を9月25日から発売している。この製品は、逆光や明るい被写体と暗い被写体が混在するような悪条件でも、ワイドダイナミックレンジ対応で、自然な撮像を実現する。
 同社のネットワークカメラはH・264(MPEG-4 AVC)画像圧縮技術を採用し、高速・高画質の監視ネットワークを実現している。
 KP-IP1000を新たにラインアップしたことにより、高度で自由度の高いシステム構築が可能となり、プラントや鉄道、空港、港湾、ダムなど高いセキュリティが要求される重要施設から、ビルや店舗、学校、イベント会場など、幅広い分野においてセキュリティ確保に貢献する。
 主な特長は、高性能センサーの採用によるワイドダイナミックレンジ機能を搭載し、照度差の厳しい撮影環境にも対応していることのほか、PoEに対応し、PoE対応ハブからの電源需給が可能であること。また、双方向音声機能及び動き検知機能の搭載により、セキュリティカメラとしての付加機能も充実している。

山武商会 センサーで体温測定 発熱などの状態確認 新型インフルエンザ対策をサポート
 山武商会(東京都豊島区)は、施設入場者の体表面温度のモニタリングを目的とした赤外線サーモグラフィユニット「TGU320」の販売を開始している。
 多くの企業で、災害時などに事業をいかに継続するか、災害発生前から計画を策定する事業継続計画(BCP)の作成が進む中、従来は地震などの天災を想定して策定されていたBCPが、新型インフルエンザ等の新たなリスクに対しても策定が進められている。
 TGU320は、フリアーシステムズ社製のサーモグラフィ「FLIR A320-i」を中心にCCDカメラ、液晶カラーモニタ、画像分割器、デジタルレコーダなどの周辺機器をシステム化した、体表面温度モニタリング用赤外線サーモグラフィユニットである。体表面温度は周囲環境温度の影響を受けて変動するため、高温と判断するための客観的な基準温度が存在しない中で、TGU320にはその環境での入場者の体表面温度を計測し、その平均値を基にして基準温度を定める機能を搭載。これにより、入場者が発熱などを疑われる基準温度を超える体表面温度を示していないかをその場で確認し、警報出力温度に達した場合、アラーム付表示灯で警告を促すことができる。この警告をもとに、マスク着用のお願いや入場制限などの対応を行うことで、BCP対策の一助となるものである。

日立ライティング 40W白熱電球相当のLED電球照明発売 消費電力を81%削減 水銀レスで環境配慮
 日立ライティング(東京都千代田区)は、LED照明の新しいラインアップとして、白熱電球で多く使われているE26口金の器具に使用可能で白熱電球40W形に置き換えが可能な明るさでありながら、消費電力を81%削減し、約40倍長く使用可能な調光タイプのLED電球「LDA7N/D」「LDA7L/D」を11月中旬から発売する。型番による違いは色の違いで、「LDA7N/D」は白色相当、「LDA7L/D」は電球色相当となっている。
 同社のLED電球製品は、これまでライン状に均一な光を照射する「LINESABER」や、ミニクリプトン電球に比べて約90%消費電力を削減し、省エネを実現する「LEDダウンライト」が投入されてきたが、このたび、新たに白熱電球で多く使われているE26口金の器具にそのまま使える調光タイプの「LED電球」を発売する。
 同製品は白熱電球40W形に相当する明るさを持ちながら、消費電力を白熱電球40W比で81%削減することで6・8Wとし、なおかつ寿命は約40倍の4万時間としている。  また、材料に水銀を使用しておらず、大幅な省エネ・省メンテナンスに加え水銀レスを実現した、環境に配慮した製品である。

東洋エクステリア 頑丈なスチール製シェルター 強風や積雪地域でも設置可能
 東洋エクステリア(東京都新宿区)は、積雪地や海辺などの強風地域でも倒壊リスクが低い強度を備え、これら地域の通路用シェルターやバス停、駐輪場などに最適のスチール製シェルター「クレフヤードFX30A」「クレフヤードFX15A型」の2タイプを開発し、10月1日から販売を開始している。
 なお、「クレフヤードFX30A型」の耐積雪強度は100cm相当となっており、「クレフヤードFX15A型」は耐積雪強度が50cm相当となっている両タイプとも耐風圧強度46m/sを実現し、同社では初年度6000万円の売り上げを計画している。
 シェルターは、さまざまな現場で目的に応じた施工を実現するため、プランニングにおいて高い自由度が求められている。そのため、同社では片支持仕様や両支持仕様をはじめ、様々なサイズのピッチ幅や間口幅の商品をラインアップしている。新製品では、既存のスチール製シェルター「クレフヤードの自由度の高さをそのままに、耐積雪強度や耐風圧強度を高めることにより、積雪地や強風地域など自然環境が厳しい地域においても、様々なプランニングに応えることを可能としている。

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