不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2009.02.02 10:20

岩崎電気 CO2排出量を約47%削減可能 定格寿命を2万時間に延長
岩崎電気(東京都港区)は、始動器内蔵型セラミックメタルハライドランプ「FECセラルクスエース220W(垂直点灯形)」の定格寿命を、1月13日から従来品の1万5000時間から2万時間へ延長して発売している。また、同時にランプ全光束を約10%改善し、透明形2万3000lm、拡散形2万2000lmへ改定している。
「FECセラルクスエース220W」は、高効率・高演色・UVカット・長寿命と多くの特長を兼ね備えており、工場やスポーツ施設などの高天井空間を中心に屋外街路まで幅広い分野で好評を得ている。
一般形セードに水銀ランプ250Wを使用した場合、維持照度500ルクスを確保するために63台必要なところ、「FECセラルクスエース220W」では36台で同等な照度を得ることができる。
これにより、消費電力によるCO2排出量を約47%削減することが可能となり、年間排出量(点灯時間3000h/年)にすると約9・1tのCO2排出量を削減することができる。
地球規模で推進されている、温室効果ガスの排出量削減による低炭素化社会に向けて大きく貢献する環境に優しいランプとなっている。
定格寿命2万時間への寿命延長は、ランプメンテナンスの省力化だけでなく、産業廃棄物の排出面においても地球環境保全を支援することになる。
また、始動器には同社独自の技術であるFECスタータを採用。寿命末期におけるランプ不点時の安定器への悪影響を抑える、安全性の高いものとなっている。
さらに、ランプ外管にUVカットコーティングを標準装備し紫外域の光を約90%カットしているため、虫の誘引を大幅に低減すると共に照射物の変退色も抑制することができる。

スターレット グローバル対応のLEDGPS時計 自由にデザインが可能メッセージ表示機能も スターレット(東京都多摩市)は、「グローバル対応HCL-247SEG LED GPS時計」を2月から発売開始する。同社は以前からデジタル表示電波時計「HCL」シリーズを販売していた。同製品は、横長四角の形状をしている電波時計で、スポーツ施設や工場、ビルの壁などに設置されており、屋外用高輝度・広視野角タイプLEDを使用することで、遠距離からでもはっきりと目視できる仕様となっている。2月から発売する「HCL24」は、従来シリーズの良いところを残しながら、丸型の形状、GPS対応を特長としている。
新製品の開発背景として「従来の形状ですと、機器的な印象を与え、デザイン性が高い場所など設置環境によっては、違和感を与えることがありました。ユーザーの方から、デザイン性を高めて欲しいとの声もありましたので、その声に応える形で今回の製品を開発しました」と井上氏は述べる。
防水機能を施した鉄製のケースに、自由にデザインすることで、各企業のロゴをデザインすることや、周囲に合わせてケースの色をデザインすることも可能。また、メッセージを表示させるためにボードを追加することもでき、表示はUSBを接続するだけと簡単に行なえる。
ビルオーナーにとってのメリットとして「中小ビルなどが乱立している駅前などでビルの差別化を図るために、大型の表示機に比べて安価でテナントの情報を流すなどができます」と井上氏は語る。

サンゲツ 法定不燃石膏ボードへの施工で不燃仕上げの壁紙 豊富なデザインと機能性を備え空間コーディネイトの幅広げる
サンゲツ(名古屋市西区)は、商業施設やオフィスビル、医療・福祉施設など内装仕上げに「不燃」性能が求められる物件において、法定不燃石膏ボードに直貼りして不燃認定を取得できる壁紙のみを収録した見本帳「2009-2011 不燃認定壁紙 1000」を1月28日に発表、同時に収録商品を全国一斉に発売している。
商業施設やオフィスビルなどを中心に、新築やリニューアルの際に建築基準法の内装制限を受ける物件では、「不燃」認定の防火性能を持つ壁紙のニーズが増大している。同時にデザインや貼りやすさなどの施工性に加えて、用途に適した機能性に対する要望も高度化している。同見本帳ではこうしたニーズに応えるべく、単に不燃認定が取得できるだけではなく、豊富なデザインと多様な機能性を兼ね備えた高付加価値商品を開発、収録している。
デザイン面では網代などをモチーフにした「オリエンタル」や「木目」をはじめ、汎用性の高い「プレーン」、独特なエンボスの表情が特長の「テクスチャー」、同柄多色展開の「カラー」などのシリーズを展開している。収録点数は270点。価格は施工費・税別で1mあたり1000円となっている。

INAX デザインタイルの新カテゴリー7シリーズを発売 焼き物独特の素材を生かし新たな空間を演出
INAX(愛知県常滑市)は、造形美を追求したデザインタイルの新カテゴリー「デザインクラフト」7シリーズを4月1日に発売する。
昨今インテリアのスタイルが多様化する中、タイルの深い陰影と高級感を生かし、インテリアのアクセントとして使われるケースが増えてきている。こういった現状を背景に、今回発売する「デザインクラフト」シリーズは、焼き物独特の素材を生かし、斬新かつぬくもりある表情を追求したデザインタイルの新カテゴリーとなっており、同製品を通して新たな空間演出の幅を広げるとしている。
新シリーズは、木の葉をモチーフにした形状が特長的な「アレーナリーフ」、緩やかな曲線を描くR面タイルが洗練された空間演出をする「クレッセントボーダー」、凹凸キューブの組み合わせがモダンな空間を演出する「デントキューブ」のほか、「プラトーブロック」「プレミアキューブ」「オンボーダー」「ギヤマンボーダー」の7シリーズ全24色。形状や割肌面による特長的なデザインが空間演出の幅を広げる、バラエティーに富んだラインアップとなっている。
「アレーナリーフ」はホワイト、ブラウン、ブラックの3色。寸法150×300㎜。厚さ5㎜、9・5㎜を用意。1あたり3万4650円となっている。

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