不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2008.10.27 15:19

コミー フラット型で視野が広い車出口用ミラーに新サイズ 特殊プラスチック使用で優れた耐衝撃性・耐候性実現
コミー(埼玉県川口市)は、フラット型凸面機能ミラー「FFミラー車出口(PAT。)」に新サイズF48を追加し、11月から発売を開始する。
 「FFミラー車出口(PAT。)」はフラット型の形状によって、使用環境に限定されることなく設置が可能となっている。さらに視野が広く、車が出庫する際、左右の安全確認用として個人住宅から大型公共施設まで設置されている。
同製品の特長として挙げられるのは、前述したフラット型であり視野が広いといったこと以外に、ミラーの表面はUVハードコート処理がされており、傷が付き難いという点である。また、ミラーの素材には特殊プラスチックが使用されており、耐衝撃性・耐候性に優れている。
 今でも駐車場規模別に3機種あった「FFミラー車出口(PAT)」であるが、今回追加された「F48」は、ユーザーからのサイズ拡充の声に応える形で、中間サイズとして製作された。大きさは縦370㎜×横480㎜となっている。また、接着タイプとビス止めタイプがある。ビス止めタイプである「F48B」はミラー破損などの万が一の事態に対応できるよう、ミラー部分の交換を簡単に行える仕様となっている。また、「FFミラー」を使用した製品には、車出口の安全確認用だけでなく、L字路使用する「FFミラーL字路」や航空機に導入されている「FFミラーAIR」などもある。
 「当社は面白いから造ってみるという精神で商品開発を行っております。FFミラーもそういった遊び心の中から生まれました。今ではエレベーターの挟み込み事故防止やATMの後方確認、航空機の手荷物入れの忘れ物チェック用としても使用されております」

防災備蓄センター AED設置可能なエレベーター備蓄ボックス
 分煙機等で室内の空気環境改善を手がけるトルネックス(東京都中央区)は、今年3月に防災備蓄センター(東京都中央区)を設立、ダイドードリンコ(大阪市北区)と共同で「エレベーター防災備蓄ボックス」を開発し、9月よりレンタルサービスを開始した。
 首都圏直下型地震が発生した場合、都心部を中心に約9000基のエレベーターで閉じ込めが起きると、救出活動が後回しにされてしまう可能性がある民間ビルでは、閉じ込めが長時間化してしまう恐れがある。
「エレベーター防災備蓄ボックス・シングルタイプ」はエレベーターのコーナー部に設置する、W3535㎜×D170㎜×H640㎜のコンパクトサイズの備蓄ボックスである。内容物は水・食糧・簡易トイレ・ラジオ付きライトなどで、水・食糧は4名×1日分となっている。
 また、内容物を取り出せば備蓄ボックスが簡易トイレに変形、組み立て式のトイレが不要となったためさらなるボックスのコンパクト化に成功している。この他救急キット等を追加したダブルタイプ、缶・ペットボトルのダストボックスと一体となったタイプがラインアップされている。また、このシステムでは、オプションでAED搭載ボックスをエレベーターに設置することができる。野崎氏は「エントランスに多いAEDをエレベーターに設置すること、有事の際にAEDを取りにいくタイムロスを最小限にすることができます」と語る。
 レンタルは6年契約で、費用はシングルタイプで年間6万円、AED搭載ボックスのオプションを含めるとレンタル費用は8万円程度となっている。

東芝ライテック 防犯灯として使用できるLED屋外照明器具 設置感覚35mと照度基準クラスBを達成
 東芝ライテック(東京都品川区)は、高効率LED照明「ECORE」シリーズに防犯灯として使用ができるLED照明器具4機種をラインアップし、11月1日から発売する。
 同社は、地球温暖化問題を照明メーカーの大きな課題の一つであると考え、LED照明などの省エネ製品を普及させる事業活動を推進している。また、防犯意識の高まりから、地域の照明環境においては防犯に必要な明るさの実現が求められているとし、そのようなニーズに応えるためLED防犯灯を発売する。
 今回の製品は水銀ランプ100W用器具の消費電力117Wに対して、消費電力33Wを実現、大幅な省エネが可能。さらに、LED素子が持つ光量を効率的に出力させる電源回路と器具の最適設計により、LED防犯灯では設置間隔35mを達成した。これは社団法人日本防犯設備協会が推奨する照度基準のクラスBであり、4m先の人の挙動や姿勢などが分かる明るさレベルである。
 また、照明設備としてのイニシャルコストは従来の水銀ランプ100W用器具の約2倍であるが、電灯料金の契約区分が3ランク低いことからランニングコストが少なくなり、1日あたり約10時間点灯する条件において、イニシャルコストを含むトータルコストを約6年で回収できる。各製品の定格寿命は4万時間となっており、長寿命化を実現している。価格は20VA用「LEDK70921WLS8」は、6万2800円。40VA用「LEDK70941WLS8」は、7万9800円。

トーソー 基本性能を充実させ先進的なデザインを取り入れる
 トーソー(東京都中央区)は、デザインブラインド、バーチカルブラインド、プリーツスクリーン、電動カーテンレール「プログレス50」の4製品の販売を開始した。
 デザインブラインドは、それまで販売していた木製ブラインド「べネウッド」、スタイリッシュブラインド「ルーチェ」、ラグジュアリーブラインド「フィオリア」の合計3製品を統合したものである。スラットは4種類の素材から合計55色。メカタイプはドラムタイプ(掃き出し窓用)、コードタイプ(スリット窓などの小窓用)の2タイプを用意。ドラムタイプでは木製ブラインドの軽量化を実現し、操作時の引き力を低減した。また、ヘッドボックスのどの位置でもワンタッチで取付けが可能である。
 バーチカルブラインドは上質感のあるルーバーやレザーカットの「デュアルシーズ」の新デザイン追加。新柄のルーバーは白と黒を中心としたものやリバーシブルルーバーなど追加。また、プレーンな無地ルーバーにレザーカットを施して光と影を楽しむ「デュアルシーズ」に4種を加え、全11種となった。オプションとしてバトン1本でルーバーの開閉と角度調節が可能な「バトン式メカ」も揃えた。
 その他、プリーツスクリーンは新柄9シリーズに54柄を加え、中でも不織布スクリーン「万葉」は新たに12柄を加えた新シリーズ「色葉」としてリニューアルする。また、電動カーテンレール「プログレス50」は静穏性の高いモーターと耐久性の高いベルトでの駆動を採用している。参考価格としてドラムタイプ50㎜、幅180㎝×高さ178㎝は7万6650円。

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