不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2008.07.07 17:24

<注目の製品>住友スリーエム ガラス装飾フィルムに新柄登場 ガラス装飾フィルムに新柄登場
 住友スリーエム(東京都世田谷区)は、インテリア、ディスプレイ市場で高い評価を得ているガラス装飾フィルム「〈3M〉〈ファサラ〉ガラスシェード」に、新柄12点を追加して販売している。
 近年、各地で行われている再開発事業によって新しい商業施設が続々と誕生している。それらに入居するテナントにとって店舗デザインは重要な差別化要素のひとつとなっている。そして、内装材へのこだわり同様に、照明デザインを重視する傾向が高まってきている。特に最近インテリアに多用されるガラスに関しては、その透過光や拡散光が空間の印象に大きな影響を与えている。
 平成11年に販売が開始された同製品は強靭なポリエステルフィルムに対抗性のあるアクリル系粘着剤が塗布され、印刷によって意匠を表現したガラス装飾フィルムである。ガラスパーテーションなどに貼り付けることによって、視覚的には程よく遮りながら緩やかに明るさを伝える意匠をガラスの機能を損なうことなく可能にする。
 今回追加された柄は、シャープなストライプの「剣」、砂目パターンを利用した「ロンターノ」、ストライプシリーズ「ノクト」など全12点で、製品の仕様は幅1270㎜×長さ30m、設計施工価格は1あたり9500円から1万4500円となっている。

三菱電機ビルテクノサービス 携帯・PCから空調機の運転操作が可能に 複数の空調を一括操作 故障時には迅速に対応
 三菱電機ビルテクノサービス(東京都千代田区)は、同社の事務所・店舗用エアコン「Mr.SLIM」向け遠隔監視サービス「Mr監視」を6月25日から販売開始した。このサービスはビルのオーナーや管理者などが、空調機の運転状態の確認や運転操作を、携帯電話やパソコンからインターネットを通じて行うことができ、また、万が一以上や故障が発生した場合には自動的にメールを発信して知らせるというものである。
「Mr.SLIM」は複数の事務所や店舗が入るオフィスビルや複合テナントビルなどで幅広く採用されている。また、全体の空調を一元的に管理している建物でも、会議室やサーバールームなどの独立した空調機として導入されている。
 「Mr.監視」は「Mr.SLIM」に専用のインターフェイス装置を取り付け、ADSLなどのインターネット回線と接続することで空調機のオン・オフ、設定温度の変更などを離れた場所から操作することができる。
 空調機の異常や故障が発生した際には、ユーザーと平行して同社の情報センターにも情報が通報され、エンジニアが速やかに異常内容を把握して、状況の説明や対応時間の確認を行ったうえで出動することができるため、迅速で正確な故障対応が可能となる。サービス料金は1台あたり月額1000円である。

昭和フロント 室内に開放的な空間作る折りたたみ戸 業界初のバリアフリー対応下枠レール
 三和ホールディングス(東京都新宿区)の連結子会社である昭和フロント(東京都千代田区)は、スリムな枠によりシースルー効果と意匠性を高めた横引き折りたたみ戸「オープンアトレS」を7月1日より発売する。
同製品はカフェや店舗、ショールーム等の開口部に開放的なオープンスペースを簡単に作り出すことができる折りたたみ戸で、パネル枠を細くスリム化したことにより、すっきりとした外観とともに軽量化を実現している。また閉鎖時には自動的にパネル上部に内蔵したロック機能が働き、パネルのバタツキを防止する。
また、同製品は業界ではじめてレール本体とインナーレールが別れたアルミ製の下枠レールを採用している。開放時にはインナーレールをスライドさせることでレールの溝をふさいでフラットにできるので、車椅子や台車がスムーズに通行が可能。下レールのないノンレール仕様もラインアップされている。
 価格は幅2500㎜×高さ2200㎜の直線片引きタイプで、アルミレールの場合53万9900円となる。同社は初年度3億円の販売を目標としている。

パナソニックシステムソリューションズ社 距離延長による映像劣化少なく証拠性に優れた高画質映像実現 最大64台のカメラ接続可能なレコーダー
パナソニックシステムソリューションズ社(横浜市港北区)は、ネットワークカメラシステム「ipro(アイプロ)シリーズ」のネットワークディスクレコーダー「DGND400」を7月25に発売する。このシリーズはIP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応し、複数地点を結ぶ遠隔監視から大型 施設の統合監視などにも対応している。
 ネットワークカメラの需要が拡大し、多種多様な施設で活用される中、大型ビルなどにおいてはカメラ台数が増えても効率的にシステムを構築するために、多入力対応のデジタルディスクレコーダーが求められている。
 このニーズに対応するために開発された同製品は、ネットワークを経由して最大64台のカメラを接続し、全カメラ最大30ipsの動画記録にも対応できる。ネットワークカメラからのデジタル映像信号をダイレクトにHDDに記録するため、距離延長などによる映像劣化が少なく、証拠性に優れた高画質映像を実現する。
 製品の価格は138万6000円となっており、同社では年間2000台の生産台数を見込んでいる。

ESCO 刺激性はなく安心して取り扱いが可能 室内の細菌・においを除去する殺菌・消臭水
 ESCO(大阪市北区)では、室内空間に浮遊する有害な物質を分解し、同時に不快なにおいを除去する「カンファ水」を販売している。
 同製品は次亜塩素酸ナトリウム、希塩酸、水により構成される液体で、室内に噴霧することにより、繁殖性の強い細菌に対して不活化・除菌効果を、悪臭に対しては消臭効果を発揮する。また、製品は目の粘膜や皮膚に対する刺激性、遺伝的変異の誘発性がなく、作業に伴う手荒れ等の弊害もない。噴霧に際しては専用の装置「カンファるるど(有効範囲約18畳)」、「カンファブロー(有効範囲約36畳)」を使用することで、室内の衛生管理を均一に行うことが可能になる。
 内容量は20lから携帯用の60まで8種類が用意されており、20lタイプの価格は1万3650円である。なお、「カンファるるど」は1台あたり19万4250円、「カンファブロー」は40万4250円となっている。

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