不動産トピックス

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2008.06.16 11:33

<注目の製品>東芝ライテック 高効率の蛍光ランプに軒下用登場 従来のメタルハライドランプに比べ消費電力60%カット
 東芝ライテック(東京都品川区)は、軒下周りなどで省エネを図りながら高照度化を実現する「Hfユーライン105形軒下用器具」を6月16日から発売する。
 「Hfユーライン105形」は直管蛍光ランプ110W形と比べ、同等以上の明るさを有しながら、約2分の1のサイズを実現したコンパクト形蛍光ランプである。同社ではこれまでに逆富士形、ウォールウォッシャータイプ、ライティングレール用などをラインアップしている。
 今回の軒下用器具は、従来の軒下用蛍光灯器具では難しかった全長1200㎜のコンパクトサイズと、1万100ルーメンの高い器具光束を実現している。同社のメタルハライドランプ200W形軒下用ダウンライト器具と比較してみると、明るさは新製品の方が上回っているが消費電力と年間CO2排出量は60%ダウンし、エネルギー消費効率は約3倍となる。
 価格は5万6600円で、同社は年間1万台の販売を目標としている。またこれに合わせて、コンパクト形蛍光ランプ「Hfユーライン105PRIDE」も同時発売される。この製品は電子放出物質の塗布量と保護幕の幕圧の最適化により、ランプの寿命をこれまでの1万2000時間から1万8000時間に伸ばしたもので、価格は4000円となっている。

NTTファシリティーズ 世界最高水準の省エネ性持つデータセンター用空調機 室内・外機の高低差70mに対応30年にわたる技術と実績を結集
 NTTファシリティーズ(東京都港区)は、データセンター向けの新空調ソリューションとして、世界最高クラスの省エネルギーを実現するラック型空調機「FTASCL(エフタスクル)-RS/C」を9月から販売する。
 データセンターの消費電力は今後5年間で2倍程度に増加するものと予測されており、地球温暖化防止の観点から、データセンターで用いられる空調システムの高効率化が急務となっている。
 同製品は低外気温時の運転効率を高める自社開発技術を搭載し、また、ラック型とすることで室内機ファンの動力を削減し、データセンターの冷却に要する消費エネルギーを大幅に削減する。そして、空調システム全体の省電力を考慮した総合空調効率は年間で5・2となり、一般的なデータセンター向け空調機に比べ、約50%の省エネとなる。同製品は冷媒配管長が最大で160m、室内機・室外機間の高低差を最大40m(室外機が上の場合は最大70m)までとれるため、これまで物理的に導入できなかった中高層の物件でも導入が可能になっている。
 同社では30年以上にわたって開発を続け、現在全国で4万台以上稼働中のアンビエント空調機「FMACS(エフマックス)」の販売実績を持っており、今回はこれまでの技術と実績を豊富に盛り込んだ製品仕様となっている。

トルネックス オーダーメイド型のエアカーテン空調機 植栽可能で自然な空間を演出
 トルネックス(東京都中央区)はエアカーテンで喫煙と禁煙の空間を仕切るオーダーメイド型の空調機器「ユニット15プランター型」を発売している。
 オフィスや商業空間などで喫煙と禁煙に分けることは当たり前になりつつあるが、空間を分けるだけでは煙が漏れて不十分な分煙対策になってしまう。分煙対策で一番の問題箇所である境界部分が、室内の構造上天井までパーテーションで仕切れない、またはドアを設置できない場合に同製品を使用することで確実な分煙対策が可能となる。
 製品は中央部に煙の吸引フィルターを配置し、タバコの煙は三層構造のこのフィルターを通して集じん・脱臭される。そして脱臭後のクリーンな空気が製品側面と上部から放出される。この時できる空気の壁(エアカーテン)は、最大で高さ3mにもなる。
 また、機器に植栽をセットすることができるため、分煙する境界部分に製品を設置しても空間に溶け込む配慮がされている。製品はオーダーメイドで外装や寸法、カラーリングなどの設計を行うため、使用する空間にマッチしたオリジナルの機器にすることも可能だ。

アルケーウィル 環境保護に対応した薄型の屋上緑化用基盤材 原料には間伐材チップを使用し焼却せずに処分することが可能
 アルケーウィル(福井県福井市)では、環境配慮形の薄層緑化基盤材「プラムエコシステム」を発売している。
 この製品は50四方で厚さ5の屋上緑化用の基盤で、通常時の重量は1あたり13㎏、水を含んだ状態では35㎏となる。製品は防根シートの上に敷き詰め、その上に芝生等を並べるだけの簡単施工で、現場で自由な形状にカットできるので使用する屋上に合わせてきれいにレイアウトすることができる。芝生は設置・散水後2週間程度で根付き、屋上に安らぎの空間を作り出すことができる。
 原料には土を使わない特殊な製造方法により、間伐材チップを固めているので、泥が排水溝に流れ込むことはなく、軽量人工土壌のような飛散の心配もない。製品が不要になった場合は焼却する必要はなく、自然の土に戻る環境対応型の製品である。バリエーションにはセダム・芝生用のスタンダードタイプ、ポット苗・草花が植栽可能な7穴・13穴タイプがある。同社では要望があれば、5穴・9穴・16穴の基盤の作成も行っている。

シグマA・P・Oシステム販売 シックなデザインのオフィスチェア 光沢に富んだ脚が高級感醸し出す
 シグマA・P・Oシステム販売(東京都千代田区)では、シンプルデザインのオフィスチェア「MTCシリーズ」を販売している。
 同製品は業務とプライベートを区別することなく、落ち着いた空間を演出することのできるシックな褐色系のチェアである。肘無しの仕様としているのは、既存で使用しているデスクやテーブルの下に引っかかることなくすっきりと収まることを目的とし、ミーティングチェアとしても適している。
 キャスターはフローリング上での床面を傷つけにくいウレタンキャスターを採用、また直径60㎜の大型キャスターで座ったままの移動が容易である。脚は耐久性・耐食性に優れるポリッシュ(光沢仕上げ)使用のアルミ脚で高級感を演出する。
 カラーはホワイト・ブラック・ブラウン・キャメルの4種類。製品の高さは970㎜で重量は12・6㎏、1脚あたりの価格は5万6000円となっている。

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