不動産トピックス

過熱する投資市場の現場から

2007.11.26 17:04

日本レジデンシャル投資法人 都心5区に所在のレジデンス含む4棟を取得決定 価格は計77億8000万円 平均築年数の軽減を図る
 日本レジデンシャル投資法人(東京都千代田区)は、「パシフィックレジデンス西新宿」「パシフィックレジデンス広尾南」「パシフィックレジデンス大通公園」「ルクシェール北新宿」の計4棟の取得を決定した。取得価格は20億2000万円、11億8000万円、26億8000万円、19億円。「ルクシェール北新宿」の取得先はパシフィック・グロース・リアルティ。他3棟はパシフィック・インベストメントから取得する。
 「パシフィックレジデンス西新宿」は敷地面積が1399.80㎡、延床面積が2731.05㎡。構造はRC造。地上4階地下1階建ての共同住宅だ。都営大江戸線「西新宿五丁目」駅から徒歩6分。
 「パシフィックレジデンス広尾南」は敷地面積が276.61㎡、延床面積1335.30㎡の共同住宅。RC造の地上10階建ての物件だ。東京メトロ日比谷線「広尾」駅徒歩9分に所在している。
 「パシフィックレジデンス大通公園」は敷地面積1727.35㎡、延床面積8084.71㎡。用途は共同住宅、店舗及び事務所。地上14階地下1階建ての物件だ。札幌市営地下鉄東西線「西11丁目」駅から徒歩3分。
 「ルクシェール北新宿」は敷地面積1547.40㎡、延床面積2255.46㎡。JR総武線「大久保」駅徒歩6分。地上5階地下1階建てだ。今年3月に全住居の内装フルリニューアル、共用部のデザイン更新工事などの大規模リノベーション工事を行った。
 都心主要5区を含むこれらの物件取得に際して、平均築年数の低減やラージタイプの投資比率を高めるとする。

日本アコモデーションファンド投資法人 都内の共同住宅など計50億8000万円で取得
 日本アコモデーションファンド投資法人(東京都中央区)は「(仮称)パークキューブ学芸大学」及び「(仮称)パークキューブ板橋本町」の取得を決定した。
 「(仮称)パークキューブ学芸大学」の取得予定価格は9億Ⅰ000万円だ。一方、「(仮称)パークキューブ板橋本町」の取得予定価格は41億7000馬年である。
 取得先はどちらも明和地所。引渡し日は平成20年の3月28日及び27日を予定している。
 「(仮称)パークキューブ学芸大学」の敷地面積は864.42㎡、延床面積は3127.12㎡。RC造で地上3階建てである。当該物件は東急東横線「学芸大学」駅から徒歩7分。用途は共同住宅である。周辺は閑静な住宅地エリアで、飲食店や小売店舗などが数多く所在している。同投資法人の定める投資基準における投資額は1棟あたり10億円で、今回の契約はそれを下回るものとなっているが、同法人は当該物件の取得にあたり東京23区におけるポートフォリオの充実に寄与すると判断した。
「(仮称)パークキューブ板橋本町」の敷地面積は1207.46㎡、延床面積は7514.28へ米。RC造(一部S造)の地上14階建てだ。
 当該物件は都営地下鉄三田線「板橋本町」駅より徒歩1分。用途は共同住宅及び店舗となっている。単身者や小家族への賃貸需要を期待しての取得。

リプラス・レジデンシャル投資法人 11棟の信託受益権の予定価格計94億8000万円 都心7区の物件含む関東圏のワンルーム物件中心
 リプラス・レジデンシャル投資法人(東京都港区)は、「カレッジスクエア茗荷谷」など10棟及び「ストーリア神宮前」の信託受益権取得を決定した。
 「カレッジスクエア」で最も高い金額となったのは茗荷谷の物件で、取得予定価格は10億6000万円。最も低かったのは「カレッジスクエア早稲田Ⅱ」で予定価格は2億1500万円となっている。
 「CS北池袋」は敷地面積332.25㎡、延床面積1215.44㎡の地上11階建て。東武東上線「下板橋」駅から徒歩約9分。
 「CS東武練馬」は敷地面積が573.02㎡、延床面積1706.90㎡。地上6階建て。東武東上線「東武練馬」駅徒歩約5分。
 「CS赤塚」は東京メトロ有楽町線「地下鉄赤塚」駅徒歩約7分、東武東上線「下赤塚」駅から徒歩約9分。敷地面積401.38㎡、延床面積1360.07㎡。地上8階建て。
 「CS東久留米」は西武池袋線「東久留米」駅から徒歩約3分。敷地面積250.00㎡、延床面積1175.55㎡、地上10階建て。
 「CS早稲田Ⅱ」は都電荒川線「早稲田」駅から徒歩約4分。敷地面積は139.09㎡、延床面積は395.43㎡。地上7階建て。
 「CS茗荷谷」は東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩約10分。敷地面積は389.80㎡。延床面積は1565.89㎡で、地上11階建てだ。
 「CS新小岩」はJR総武線「新小岩」駅から徒歩約14分。敷地面積が682.51㎡、延床面積が1483.24㎡だ。地上6階建ての共同住宅である。
 「CS木場」は東京メトロ東西線「木場」駅から徒歩約6分。敷地面積が248.97㎡、延床面積は1078.83㎡。地上10階建て。
 「CS錦糸町」はJR総武線・東京メトロ「錦糸町」駅から徒歩約9分。敷地面積が244.16㎡、延床面積が749.27㎡で地上9階建ての物件である。
 「CS早稲田」は敷地面積252.99㎡、延床面積が431.71㎡である。東京メトロ東西線「早稲田」駅及び都営大江戸線「牛込柳町」駅から徒歩約8分に位置する。
 「ストーリア神宮前」は東京メトロ千代田線「明治神宮前」駅徒歩8分、東京メトロ半蔵門線「表参道」駅徒歩約9分、JR山手線「原宿」駅徒歩約10分に立地。
 敷地は1279.71㎡、延床が2625.20㎡。地上5階地下1階建てとなっている。
 MCファースト2棟、MCセカンド3棟、MCサードから5棟を取得。リプラス・レジデンシャル・ウェアハウス5号からは1棟を取得予定だ。

市田 譲渡価格は32億1500万円を予定
 市田(東京都中央区)は日本橋浜町に立地する本社事務所、展示場及び駐車場の譲渡を決定した。譲渡先はトーセイ(東京都港区)。
 譲渡資産は東京都中央区日本橋浜町の土地860.11㎡及び地上9階建ての物件。延床面積は4583.48㎡だ。
 市田は11月22日の取締役会において、同社純資産の改善及び借入金の返済によって財務基盤の健全化を図るとの目的で今回の譲渡を決定した。
 今後の予定は、11月29日に契約を締結、翌12月末日に物件の引渡しとなる。
 今回の固定資産の譲渡によって特別利益が17億6400万円発生する見込みだ。なお、当該資産の売却後もトーセイと賃貸借契約を結び、引き続き営業活動を継続するとのこと。

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