不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2007.11.12 13:59

岡村製作所 オフィス・公共施設向けの新製品発表会を開催 新型のオフィスシステム 開放的な花粉除去ブース
 岡村製作所(横浜市西区)はホテルニューオータニ(東京都千代田区)内の「オカムラガーデンコートショールーム」にて、オフィスシステウ「アルツァータ スパイン」や消臭機能付き花粉除去ブース「マナージェット」などの新製品発表会を開催した。
 オフィスシステム「アルツァータ スパイン」はベースパネル背骨をスパインに見立てて規則正しく並べて固定し、そこにバリエーション豊かなアタッチメントを自由に取り付けていくというコンセプトに基づいたオフィスシステムである。スパインラインを変えないことで照明や配線などの設備を変更する必要がなく、天板やアタッチメントの組み換えだけで同じスペースに異なるワークスペースを生み出すことができる。
 ベースパネルには水平方向に走るファンクションレールが組み込まれており、パネル同士の連結や天板の設置はすべてこのレールを用いて行う。連続したパネルの任意の位置で連結・固定ができるため、パネル幅のモジュールに制約されない自由度の高いレイアウトを可能とする。部材点数も少なく施工や転用時もスムーズで、長期的に見て優れたコストパフォーマンスを実現している。
 消臭機能付花粉除去ブース「マナージェット」は三機工業(東京都中央区)との共同開発によるもので、精密工場や病院等のクリーンルームで使用されている高性能エアフィルター(HEPAフィルター)によって作られた無塵清浄空気をジェットノズルから吹き出すことで花粉・ホコリなどの粒子を吹き飛ばし、除去した粒子は気流に乗せたまま独自設計のガラスパネルのアール側面(ガイドウォール)に沿わせて奥の吸込口へとすばやく運ぶ仕組みとなっている。使用する際は、衣服や頭髪を払いながら15秒ほどかけてブース内で回転するだけで体に付着していた花粉やホコリの約90%を除去できる。また、同製品には扉がなくオープンなつくりとなっているが、運転中は入口付近にエアカーテンが発生するため、除去した粒子がブース外にもれることはない。付属の消臭スプレーボタンを押すと液体消臭剤が霧状に噴霧し、ブース内で拡散されることで衣服に付着した汗やタバコのにおいを消臭する。価格は1台207万9000円である。

オプテックス 高密度の自動ドア起動センサー 広範囲の検知エリア 歩行者の安全に配慮
 オプテックス(滋賀県大津市)は、高密度ドアウェイエリアを搭載した無目取り付け型プロセーフ「OA-220V」と天井取り付け型プロセーフ「OA-720V」の販売を先月31日より開始した。価格はオープン価格である。
 通常、自動ドアの入口・出口上部には歩行者を検出するセンサーが取り付けられている。ただしそれだけでは構造所ガイドレール付近が死角となるため、おおよそひざの高さの左右部分に補助センサーを設置、直線的な検出エリアを設け歩行者の安全を確保している。
 今回販売を開始した2品目は自動ドア入口・出口上部に設置し、歩行者を検知するセンサーでありながら、ガイドレール所に従来不可能であった検出エリアを設けることを可能にし、これまでの直線的な検出方法に加え立体的で広範囲な検出方法にすることでより高い安全性を実現している。
 同製品は特に安全性を求める公共性の高い施設はもちろん、一般のオフィス・商業ビルへの自動ドア起動センサーとしても展開していく予定である。

大建工業 ワイドサイズの不燃天井材 従来品に比べ約2割施工面積を広げる
 大建工業(富山県南砺市)はビル・店舗、公共施設向け不燃天井材ダイロートンの直張りタイプ「ダイロートンワイド直張」に従来よりも約2割施工面積を広げたワイドサイズ1タイプを追加し、先月から全国発売している。
 同製品は軽量鉄骨下地に直接ビスで留める「直張り工法」での施工が可能なので、「捨て張り工法」のように下地に石膏ボードを張る手間が省け、施工期間やコストの削減となる。
 製品のサイズは500mm×1000mmを追加。サイズアップしても重量は1.8kgで1人での施工も可能である。
 さらに今回は同社製品をビスで締め付ける際に発注するドライバーによる表面のくぼみを防ぐための専用施工工具を開発した。この工具は電動ドライバーのヘッド部分に取り付けるタイプのものである。
 色柄のバリエーションは3柄あり、価格は厚さ9mm、500mm×1000mmのもので6100円である。

eソリューションサービス 実際の導入実績を公開 室外機取付で30%コスト減
eソリューションサービス(東京都新宿区)は、パッケージエアコンの室外機に取り付けてコンプレッサーの負荷を低下させることでビルの省エネを実現させる機器の「のび太くん」の導入実績を公開し省エネ効果を訴求している。
 この機器はエアコンの室外機に取り付けることで電気料金を最大30%削減しCO2削減を実現するほか、エアコン自体の能力も最大40%アップさせるというもの。
 稼働には電気を引いてくる必要がなくメンテナンスも必要ないため、手軽に導入して高い効果をあげられる。
 公開したデータは大手家電量販店やホテル、病院、外食店舗、食品工場などで実際に導入された機器で取得したデータで、実際に省エネ効果が得られている事が証明されている。
 「今後、ビルオーナーの皆様が改正省エネ法などに対応していく上で、当社の“のび太くん”がお役に立てることがお分かりいただけると思います」(植田秀樹社長)

PAGE TOPへ