不動産トピックス

過熱する投資市場の現場から

2007.03.26 13:39

プロスペクト・レジデンシャル投資法人 初台・中央林間・森下にレジデンス3棟を取得多種タイプの築浅物件合計額は約290億円
 プロスペクト・レジデンシャル投資法人(東京都千代田区)は、レジデンス3棟「プロスペクト初台」「プロスペクト中央林間」「プロスペクト森下」を取得した。取得価格はそれぞれ7億3000万円、7億円、14億8000万円である。
 「プロスペクト初台」はエム・シー・ピーからの取得で、渋谷区本町の京王新線「初台」駅より徒歩3分の住宅街に位置する、地上3階建ての共同住宅。平成18年竣工、延床面積1006㎡、賃貸可能戸数は、職住可能なスタジオタイプの1LDKを中心とした22戸である。
 「プロスペクト中央林間」はエム・ビー・ピーからの取得で、大和市の東急田園都市線「中央林間」駅徒歩4分に位置する地上13階建ての共同住宅。平成18年竣工、延床面積1214・87㎡、賃貸可能戸数はシングル向けの1Rタイプを中心とした48戸である。
 「プロスペクト森下」はエム・シー・ピーからの取得で、江東区森下の都営新宿線・大江戸線「森下」駅徒歩1分に位置する9階建ての共同住宅。平成18年竣工、延床面積2985・47㎡、賃貸可能戸数はシングル向けの1Kからファミリー向けの3LDKまで45戸である。

ジャパンエクセレント投資法人 赤坂・本町・海老名にて3物件を取得 取得価格は計364億円オフィスの需要を見込む
 ジャパンエクセレント投資法人(東京都港区)は「赤坂ガーデンシティ」「西本町三井ビルディング」「海老名プライムタワー」を取得する。
 「赤坂ガーデンシティ」は積水ハウスからの取得で、取得価格は233億円。港区赤坂4丁目に位置する地上19階地下2階建てのオフィスビルだ。平成18年竣工、土地面積は6888・97㎡、建物面積は4万6776・76㎡、基準階フロア面積は1554㎡である。
 「西本町三井ビルディング」は三井不動産からの取得で、価額は66億7350万円。大阪市営地下鉄四つ橋線「本町」駅徒歩2分に位置する、地上11階地下1階建てのオフィスビルで、昭和63年竣工、土地面積は1970・44㎡、建物面積は1万5800・31㎡だ。
 「海老名プライムタワー」は第一生命保険からの取得で、価額は64億7000万円。神奈川県海老名地区では現在唯一の高層オフィスビルを含む複合施設である。

日本リテールファンド投資法人 神宮前の商業施設等開発中の2物件取得 表参道裏にガラス壁の都市型施設
 日本リテールファンド投資法人(東京都千代田区)は「(仮称)神宮前4丁目Westプロジェクト」「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」を取得する。
 「(仮称)神宮前4丁目Westプロジェクト」は、渋谷区の各線「表参道」駅から徒歩2分の計画地にて三菱商事が開発中の商業施設。取得価額は34億円である。土地面積334・18㎡、延床面積553・95㎡、地上3階建て(傾斜により建築基準法上は地上1階地下2階)で、10月竣工予定だ。
 「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」は、「小山ゆうえんち」跡地に開業予定の商業施設。ペガサス・インベストメントからの取得で、取得価額は102億円だ。JR小山駅から北西約2・5㎞に位置し、11万4283・12㎡の土地面積に、7棟のモールを備える。
日本プライムリアルティ投資法人/トップリート投資法人 武蔵浦和ショッピングスクエアを共同取得 2投資法人による初の同一物件共同取得
 日本プライムリアルティ投資法人(東京都中央区)とトップリート投資法人(東京都中央区)は、共同で「武蔵浦和ショッピングスクエア」を取得した。売主は武蔵浦和リテール・プロパティで、取得価格は43億3500万円となる。
 さいたま市のJR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和」駅から徒歩3分に立地する、平成17年竣工の商業施設で2社のオリジネイターである東京建物と新日鉄都市開発が開発を手掛けた。駅北口と国道17号線に挟まれた、駅周辺で最大規模の商業施設である。土地面積は8317・99㎡、建物の延床面積は2万8930・36㎡、地上4階地下1階建てで、売場面積は約1万4000㎡だ。350台強の駐車場台数と、500台強の駐輪台数を有している。主要テナントは、小売・家電店「オリンピック」と家具店「ニトリ」で、竣工から20年間の賃貸借契約が締結されている。
 日本プライムリアルティ投資法人とトップリート投資法人は、共有持分を50%ずつ取得する。

ケネディクス不動産投資法人 西新宿駅から徒歩5分中型オフィスビル取得 グレート高い仕様様々な需要見込む
 ケネディクス不動産投資法人(東京都港区)は「KDX西新宿ビル」を取得する。売主は個人4名、取得価格は15億円。新宿区西新宿に立地する平成4年竣工5階建ての駐車場付オフィスビル。土地面積は626・06㎡、建物面積は2017・63㎡だ。
 東京メトロ丸の内線「西新宿」駅から徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「新宿西口」駅から徒歩6分、JR・私鉄各駅「新宿」駅から徒歩9分、幹線道路である青梅街道に接続する区道沿いに位置し、交通の利便性が高い。基準階フロア面積は約110坪で、天井高は約2700㎜、各階中央部に吹き抜けを有する。
 月額賃料は811万4356円。10区画全てが稼動中で、インターネット広告業、ソフトウェア開発業などのテナントが入居する。

トップリート投資法人 神田淡路町のホテル複合ビルを取得 新日鉄都市開発による改修マスターリース契約を締結
 トップリート投資法人(東京都中央区)は「OAKPLAZA(オークプラザ)を取得した。売主は新日鉄都市開発、取得価格は25億9000万円である。土地面積1013・49㎡、延床面積6121・85㎡、地上10階地下1階建ての複合ビル。
 千代田区神田に立地し、JR「御茶ノ水」駅、同「秋葉原」駅、東京メトロ丸の内線「淡路町」駅、都営地下鉄新宿線「小川町」駅など6駅から徒歩3分から6分と交通の利便性が良い。
 昭和60年に竣工し「ホテルニュー神田」として利用されてきた物件を、新日鉄都市開発が昨年末コンバージョンした。同社とは20年間のマスターリース契約を締結している1。階を飲食・物販店舗とし、2・3階をサービスオフィス・貸会議室「ビジョンセンター秋葉原」、4階から9階をビジネスホテル「ホテルマイステイズ御茶ノ水」として利用する予定だ。

日本アコモデーションファンド投資法人 3月竣工のレジデンスを豊島区にて取得 教育機関や店舗多く 単身層の需要見込む
 日本アコモデーションファンド投資法人(東京都中央区)は、今月23日竣工の「(仮称)パークキューブ池袋要町」を取得した。取得先はニチモ、取得価格は16億875万円だ。
 物件は豊島区西池袋に立地する、鉄筋コンクリート造地上14階建て65戸数の共同住宅。敷地面積は458・05㎡、延床面積は2250・19㎡、賃貸可能面積は1886・82㎡である。
 東京メトロ有楽町線「要町」より徒歩3分、JR山手線・埼京線・東京メトロ有楽町線・東武東上線・西武池袋線「池袋」駅より徒歩14分、西武池袋線「椎名町」駅より徒歩8分に位置しており、周辺には立教大学をはじめとする教育機関、また飲食・小売店舗が数多く存在していることから、単身者層の賃貸需要が強いと評価した。

★リプラス・レジデンシャル投資法人 方針変更し共有物件も対象に 大都市中心部での複合開発視野に
 リプラス・レジデンシャル投資法人(東京都港区)は、投資方針の変更を発表した。従来同社は共有物件への投資を禁じてきたが、今後は条件付きで投資対象に共有物件を付け加えることとした。
 変更の理由は、大都市中心部で進行中の大規模再開発において、商業・ホテル・オフィスなどと住居の複合開発となるケースや、敷地などが共有であるケースに対応するため。ただし「共有物件については管理・処分の自由度が確保できることを前提」としている。
★西武ホールディングス ゴルフ場3施設を20億円で譲渡 リゾート施設再編で建築会社に売却
 西武ホールディングス(東京都豊島区)は、グループ事業再構築のため、3ゴルフ場施設を売却する。売却決定したのは「宮崎日向ゴルフコース」(宮崎県東臼杵郡)「生駒高原宮崎小林ゴルフコース」(宮崎県小林市)「鹿児島鹿屋ゴルフコース」(鹿児島県鹿屋市)の3物件で、いずれも18ホールの規模だ。
 売却先はゴルフ場運営も手掛ける建築会社のやよい住建で、譲渡合計価格は20億円である。譲渡予定日は6月1日。

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